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ポーラ、「V リフティング」と「エステ」後の生体と心理反応は異なることを解明
心身ともに活動的になる『V リフティング(※)』VS 心身ともにリラックスする『エステ』
受けるお手入れの違いで、生体と心理反応が異なることを解明
株式会社ポーラ(本社:東京都品川区、社長:鈴木弘樹)は、『V リフティング』と『エステ』を受けた後の、生体と心理反応を調べたところ、どちらもプロの手によるお手入れにもかかわらず、『V リフティング』は、交感神経が有意な傾向を示し、アクティブ系の感情が高まるなど、心身ともに活動的になり、『エステ』とは相反する反応が現われることが分かりました。
『エステ』は、フェイシャルとデコルテ部分をベッドに横になって受ける、充実した本格お手入れで、ストレスが解消され、リラックスすることが分かっています。今回の調査においても、『エステ』後は、副交感神経が有意になる傾向を示し、「ひとりの時間を大切にしたい」「ゆったりしたい」などの心理が高まり、心身ともにリラックスすることを確認しました。
これに対し、顔の下半分のお手入れを、椅子に座って受ける『V リフティング』は、交感神経が有意になる傾向を示し、「人としゃべりたい」「出かけたいと思う」などアクティブな心理が高まるなど、心身ともに活動的になり、『エステ』とは相反する反応が現われました。これは、交感神経が有意になり、心身にポジティブな反応をもたらすといわれているメークと類似した反応であると考えられます。
以上のことから、『V リフティング』は、活動のスイッチを「オン」にする、お出かけ前のお手入れとしてもご提供できる、『エステ』とは異なる美容法として活用できると考えます。
※下から上に引き上げる手技
*参考資料は添付の関連資料を参照
【試験方法】
女性被験者4名(40代)について、「Vリフティング」と「エステ」を、2日間にわけて受けてもらった。
なお、同一の被験者は、両日同一の時間帯に受けるようにした。
試験日:2014年6月26日〜6月27日
計測方法:心電図計測とVAS法にて評価した。
■VAS(Visual Analog Scale)心理状態の視覚的評価スケール
VAS:被験者に、0cmを「全くない」状態、10cmを「これ以上ないレベル」の状態として、現在の気持ちが10cmの直線上のどの位置にあるかを示してもらう評価法。
■心電図計測方法
測定は、Vトリートメント日は座位にて計測し、フルエステ日は仰臥位にて計測した。
R−R間隔を周波数解析し、2秒ごとに出力した。
高周波領域(H F)0.15〜0.4Hzを副交感神経活動の指標とし、低周波領域(L F)0.04〜0.15Hzを交感神経および副交感神経活動の指標として分類した。
解析は、両日ともに、受ける前後における10分安静時の、後半5−10分間の平均値を用いてL F/H Fを算出し、これを交感神経活動の指標とした。