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アデランス、オーダーメイド・ウィッグ作製時に頭部の形状を3D化する型取りシステムを導入
オーダーメイド・ウィッグ作製時に頭部形状を3D化
3D型取りシステム『ADERANS M3D(エムスリーディー)』
12月より順次導入を開始
〜作製指示の全面電子化で、迅速な生産が可能に〜
株式会社アデランス(本社:東京都新宿区、代表取締役会長兼社長 根本 信男)は、頭部の形状を3D(三次元)化する当社独自の型取りシステム「ADERANS M3D(アデランス・エムスリーディー)」を、全国のアデランス、レディスアデランスのサロンで12月1日(月)より順次導入を開始しました。
「ADERANS M3D」は、現在当社でオーダーメイド・ウィッグを作製する際に、頭のサイズを採寸するのに使用している「フィッター」に代わる最新鋭の3D型取りシステムです。「フィッター」が、特殊樹脂製品をお客様の頭に密着させ、手作業でサイズを計測(型取り)するのに対し、「ADERANS M3D」は、約1分程度のレーザースキャンでお客様の頭の形状を3D画像として記録します。当社では、同システム開発において度重なる厳しい性能試験を繰り返し、レーザースキャンによる頭部形状の正確な再現性を実現しました。
スキャニング後は、毛髪診断士(C)(※)の資格を取得した専門のカウンセラーなどが、パソコンの画面上で、頭部の形状を回転させながら、ウィッグ製作に必要な詳細スペックをスケッチします。この操作は、独自設計の3Dスケッチシステムにより、パソコン等の専門の知識がなくても容易に行うことが出来ます。また、最新技術を採用し、明るい場所でのスピーディなレーザースキャンを可能にしました。
※毛髪診断士とは、内閣府認定の公益社団法人「日本毛髪科学協会」が認定している資格であり、毛髪に関する専門知識と毛髪の状態を的確に観察する技術を習得し、適切なアドバイスを行うことができると認められた者に与えられます。
*参考画像は添付の関連資料を参照
さらに「ADERANS M3D」は、上記の工程を通じウィッグの作製指示を全て電子化するため、国内の店舗・本社・海外製造工場間の迅速な情報共有が可能になります。これにより、商品の受注から納品までのリードタイムを短縮できます。また、一度「ADERANS M3D」で取り込んだ型取りデータは再利用や店舗間での確認が容易で、半永久的に保管することが可能です。
■『ADERANS M3D(アデランス・エムスリーディー)』導入の主なメリット
・頭部形状の正確な再現性
・計測(型取り)時間の短縮
・商品の受注から納品までのリードタイムの短縮
・データの再利用や店舗間での確認が容易で、半永久的に保管可能
■実施概要
導入開始日:2014年12月1日(月)から順次
導入店舗:一部を除く全国のアデランス、レディスアデランスのサロン
※頭髪のご状態などにより、一部フィッターを使用する場合があります。
<ご参考>オーダーメイド・ウィッグができるまで
*添付の関連資料を参照