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日本鉄鋼連盟、1月の普通鋼鋼材需給速報を発表
2011年1月普通鋼鋼材需給速報について
1月の普通鋼鋼材生産は、前年同月(609.1万トン)比36.1万トン・5.9%増の645.2万トンと15ヵ月連続の増加となり、16ヵ月連続で600万トン台乗せとなった。また、前月比でも21.6万トン・3.5%増加した。
1月の出荷は、国内向けは398.4万トンで、前年同月比では30.7万トン・8.4%増と13ヵ月連続で増加した。また、前月比でも25.3万トン・6.8%増加した。輸出向けは232.4万トンで、前年同月比で4.6万トン・2.0%増となり、2ヵ月振りに増加した。また、前月比では2.9万トン・1.2%減少した。
この結果、出荷合計では、前年同月(595.5万トン)比35.4万トン・5.9%増の630.9万トンと15ヵ月連続の増加となり、9ヵ月連続で600万トンを上回った。また、前月比では22.4万トン、3.7%の増加となった。
1月末のメーカー・問屋在庫は、前月末(633.8万トン)比14.3万トン・2.3%増の648.1万トンで、2ヵ月連続して増加した。内訳をみると、メーカー在庫が前月末(514.1万トン)比10.2万トン・2.0%増の524.3万トンと2ヵ月連続して増加した。問屋在庫は前月末(119.7万トン)4.1万トン・3.4%増の123.8万トンと2ヵ月振りに増加した。
国内・輸出別では、国内向在庫が前月末(515.8万トン)比0.7万トン・0.1%増の516.4万トンと2ヵ月連続して増加した。また、輸出船待在庫は前月末(118.0万トン)比13.7万トン・11.6%増の131.6万トンと3ヵ月振りに増加し、昨年11月以降15ヵ月連続で100万トン台が続いている。
在庫増減についてみると、在庫が前月末比1万トン以上増加した品種は、冷延広幅帯鋼(4.7万トン増の64.4万トン)、鋼帯(幅600mm以上)(4.4万トン増の168.3万トン)、H形鋼(3.2万トン増の26.1万トン)、ブリキ(1.0万トン増の11.2万トン)の各品種であった。一方、在庫が前月末比1万トン以上減少した品種は、小形棒鋼(1.3万トン減の57.3万トン)であった。
1月末の在庫率(在庫÷出荷)は、前月末の104.2%から1.5ポイント低下し102.7%となったが、2ヵ月連続して100%を上回った。うち、国内在庫率は前月末の138.2%から8.6ポイント低下し129.6%となった。
以 上
※以下の資料は、添付の関連資料を参照
・2011年1月分普通鋼鋼材需給(速報)総括表
・普通鋼鋼材在庫速報
・普通鋼鋼材品種別需給表
・普通鋼鋼材需給推移表