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三菱重工、来年4月にグループの鋳造工場を神戸造船所の二見工場に集約

2014-11-19

グループの鋳造工場を神戸造船所 二見工場に集約
固締まりで競争力のある生産体制を築き鋳造品開発力を強化


 三菱重工業は2015年4月1日付で、鋳造品の生産体制を再編します。具体的には、当社グループの鋳造工場を神戸造船所 二見工場に集約し、広島製作所と長崎造船所(三菱日立パワーシステムズ株式会社 長崎工場)の鋳造工場は閉鎖します。鋳造に関わる機能を一つの工場に集約することで、内製コストを低減し、操業変動に耐え得る固締まりの生産体制を構築するのが狙いです。また、生産技術を一元化することで、鋳造品開発力の強化と国内外ビジネスパートナー活用による総合的な競争力の向上をはかっていきます。

 鋳造については、2014年4月1日付で機械・設備システムドメインに「鋳鍛センター」を設置しましたが、昨今、当社グループ事業のグローバル競争激化に伴い、鋳造品の低価格化が進んでいます。こうした状況に対応して耐為替変動性を向上するため、国内外ビジネスパートナーの活用を推進することとしたことから、鋳造品の内製による生産量は減少傾向となってきました。

 鋳造技術は、当社グループ全体のものづくりや製品開発に必要不可欠なコア技術であり、その維持・継承には力を注ぐ方針です。半面、内製量が減少するなかで、現状の3工場運営体制を持続することが困難な状況になってきました。
 このため、中長期の技能伝承・技術開発、QCD(品質・コスト・納期の管理)強化、技術者育成および海外ビジネスパートナーを指導するための人材の育成を行える体制を構築するため、今回の再編を決めたものです。

 この再編により、鋳鍛センターは火力、コンプレッサ、原子力、製鉄機械などに関する鋳造品の内製ならびに国内外パートナーの育成指導、全社鋳造製品に対する技術支援など、当社グループの鋳造に関する取りまとめを担うこととなります。
 当社は、鋳造工場の堅実な生産体制構築による固定費縮減と、拠点集約による人員・設備リソースの最大効率活用を推進することにより、当社グループ事業のさらなる競争力強化に取り組んでいきます。
 
 
以上

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