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アナログ・デバイセズ、レールtoレール入力バッファ付きシグマ・デルタコンバーターを発表
アナログ・デバイセズ、レールtoレールの
アナログおよびリファレンス入力バッファを搭載した
業界初の24ビットシグマ・デルタA/Dコンバータ「AD7175−2」を発表
高精度計測器やプロセス・コントロール・アプリケーション向けの超低ノイズA/Dコンバータが
高速でフレキシブルな出力データレートを実現
アナログ・デバイセズ社(NASDAQ:ADI)は、本日、最高250kSPSのスループットでかつ業界でも先進的なノイズ性能を持つ、完全集積を実現した、業界初のレールtoレール入力バッファ付きシグマ・デルタコンバータ「AD7175−2」を発表しました。
シグマ・デルタA/DコンバータAD7175−2は、20SPSで24ノイズフリー・ビット、250kSPSで17.2ノイズフリー・ビットをそれぞれ実現し、これまでよりも広いダイナミック・レンジを提供します。これにより、分析実験の計測システムで求められる、より微細な信号測定ができるようになります。また、このコンバータは競合ソリューションと比べて、同じ消費電力で2倍のスループットを実現しています。そのため、より高速で応答性に優れた測定システムを可能にし、20μsのセトリング・タイムで1チャンネル当たり50kSPSのスキャン・レートを提供します。この優れた性能の組合せは、プログラマブル・ロジック・コントローラや分散制御システムの入力モジュールに最適です。
AD7175−2に搭載されている低ノイズのレールtoレール入力バッファは、高速かつ容易なセンサー・インターフェースが可能で、設計とレイアウトの複雑さを低減するとともに、アナログ駆動回路の簡素化とPCB面積の低減を実現します。AD717xファミリーは、ピンおよびソフトウェア互換デバイスを広範囲に渡って備えているため、システム・プラットフォーム全体にわたる統合化と標準化が可能です。
<AD7175−2 A/Dコンバータの特長>
・ユーザー設定可能な入力チャンネル
o 2個の差動または4個のシングルエンド・チャンネル
o チャンネルごとに独立したプログラマビリティ
・2.5Vバッファ付き2ppm/°Cリファレンス搭載
・チャンネルごとのフレキシブルなプログラマブル・デジタル・フィルタ
・同時50Hzおよび60Hz除去用強化フィルタ
・40°Cから+105°Cの動作温度範囲
<価格と供給について>
※添付の関連資料を参照
<関連製品について>
シグナルチェーン設計時のAD7175−2の関連製品として、超低ノイズ・ゼロドリフト・オペアンプ「ADA4528−2」、低ノイズ計装アンプ「AD8429」、高精度完全差動ファンネル・アンプ「AD8475」があります。
【詳細情報】
●AD7175−2
http://www.analog.com/jp/AD7175-2
※製品画像は添付の関連資料を参照
<アナログ・デバイセズについて>
アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。