Article Detail
ZMP、自動運転車開発プラットフォーム「RoboCar MINIVAN」の販売を開始
市販ハイブリッドミニバンをベースにした
自動運転車開発プラットフォームRoboCar MINIVAN販売開始
−走る・曲がる・止まるをコンピュータ制御。高齢者の移動手段や自動運転交通システムの研究開発に−
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒)は、この度、市販ハイブリッドミニバンをベース車両とした「RoboCar(R) MINIVAN」をリリースいたしました。
*参考資料は添付の関連資料を参照
「RoboCar MINIVAN」は、市販ハイブリッドミニバントヨタエスティマハイブリッドをベース車両とし、車載ネットワークCAN(Control AreaNetwork)を介して、ベース車両に搭載されているセンサ情報を取得でき、且つZMP独自のコントローラによって制御可能な、研究開発向けの実験プラットフォーム車両です。コンピュータにより、走る・曲がる・止まるといった走行制御が可能であるため、運転支援技術や、自動走行技術の研究開発にご活用頂けます。また、周囲環境を把握するためのステレオカメラ、3次元/2次元レーザセンサ、ミリ波レーダや、車両の位置を把握するポジションセンサ(GPS+気圧)や車両の挙動を把握するポジションセンサ(加速度+ジャイロ+地磁気)などの搭載が可能です。
7,8人の乗車が可能なミニバンをベース車両とすることにより、高齢者の移動手段や、自動運転車による次世代交通システムなど、より実践的な実験でご活用頂けます。
価格は、1800万円(税別)で、本日より受注を開始いたします。
<RoboCar MINIVAN>
http://www.zmp.co.jp/products/robocar-minivan
【特徴・基本性能】
・CAN 情報取得が可能(速度、ステアリング、アクセル、ブレーキ、シフトポジションなど)
・オプションでステレオカメラやレーザレンジセンサ等の外界センサ、大容量バッテリシステム、などを搭載可能
・ステアリング、アクセル、ブレーキを制御可能
・ZMP独自コントローラによりユーザプログラムを実行可能
・自動制御モードとマニュアルモードの切り替え可能
【用途】
・高齢者の移動手段や、自動運転次世代交通システムの実験車両に
・センサ、カーナビなどの自社デバイス評価のプラットフォーム車両に
・運転支援技術の研究開発に
・自動運転技術の研究開発に
【価格】
RoboCar MINIVAN 1800万円(税別)
【オプション例】
外界センサ
・全周囲環境認識パッケージ(2次元レーザレンジセンサ×4台+認識プログラム)
・3次元/次元レーザセンサ
・ステレオカメラ/単眼カメラ
・ミリ波レーダ
車両位置・挙動計測センサ
・GPS、気圧、加速度、ジャイロ、地磁気 Position&Motion
データロガー/通信機/バッテリ
・高性能データロガー Telemotive 社bluePiraT2
・車載データ送受信機 ZMP CAN−USB−Z、カートモ UP PRO
・車載大電力バッテリシステム ZMP PowerUnit Z
※その他、ご要望に応じてセンサの選定、システム構築、車体への取付加工等を承ります。
【ZMP RoboCar シリーズ】
RoboCar シリーズは、「走る・曲がる・止まる」をコンピュータ制御可能な実験プラットフォーム車両です。自動車の1/10サイズの「RoboCar1/10」では、机の上でパソコンとつないでプログラミングを行い、床に置いて実際に自分の作ったアプリケーションを確認することができます。一人乗り電気自動車ベースの「RoboCarMV2」では、実環境でのセンサ情報を用いた走行実験を、取り回しのしやすい小型車両で実施可能です。市販プラグインハイブリッド/ハイブリッド車ベースの「RoboCarPHV/HV」では、実際の乗用車において、走行実験が可能です。この度ラインナップに加わりました「RoboCar MINIVAN」を含め、今後ますます普及が進む、運転支援技術、例えばプリクラッシュ、レーンキープ、自動駐車などの技術から、完全無人運転のソフトウェア開発を段階的に進めることが可能となります。
*参考画像は添付の関連資料を参照
【株式会社ZMP】
http://www.zmp.co.jp/
本社:東京都文京区 代表取締役社長:谷口 恒
「Robot of Everythingあらゆるものにロボット技術を応用し、安全で、楽しく便利なライフスタイルを創造する」というミッションのもと、「クルマの走る、曲がる、止まるを制御するプラットフォーム RoboCarシリーズの販売」、「人間計測に加えクルマの計測、外界の計測、それら三位一体の計測を行い、人にも環境にも優しいクルマ作りの支援」、「ロボット技術を活用した実車ベンチマーク等の開発支援を行うRoboTestRビジネス」を行っています。2001年1月文部科学省傘下の科学技術振興機構から技術移転を受け創業。日本ロボット学会実用化技術賞、経済産業省「今年のロボット大賞 最優秀中小・ベンチャー企業賞、中小企業基盤整備機構理事長賞」など数多くの賞を受賞。私たちはこれからも、ロボット技術とサービスで、イノベイティブな製品を生み出してまいります。(RoboCar、RoboTest、カートモはZMPの登録商標です。)