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矢野経済研究所、ハンディターミナル市場に関する調査結果結果を発表
ハンディターミナル市場に関する調査結果2014
〜スマートフォン・タブレットの影響受けるも堅調に推移、新たな需要分野開拓が課題も需要に底堅さ〜
【調査要綱】
矢野経済研究所では、次の調査要綱にて国内ハンディターミナル市場の調査を実施した。
1.調査期間:2014年7月〜9月
2.調査対象:ハンディターミナルメーカー、その他関連企業等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e−mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用
<ハンディターミナルとは>
本調査におけるハンディターミナルとは、(1)業務用のデータ入力端末で、(2)アプリケーションプログラムが別のツールで開発され、ロードすることで動作し、(3)バッテリ駆動であり、(4)手に持って操作する、以上の4点を満たすものをいう。ノートPCやスマートフォン、タブレット端末は含まれない。
【調査結果サマリー】
◆2013年度のハンディターミナル市場規模は前年度比97.7%の270億5,700万円
2013年度におけるハンディターミナルの国内メーカー出荷台数は32万6,550台(前年度比96.4%)、メーカー出荷金額は270億5,700万円(同97.7%)であった。2012年度に続き、大口ユーザーのリプレース(機器代替)期間の長期化などの影響で、台数、金額ともに前年度を下回る傾向が続いている。
◆2014年度のハンディターミナル市場規模は前年度比108.0%の292億2,300万円を予測
2014年度は一転して、ハンディターミナルの国内メーカー出荷台数は35万6,100台(前年度比109.0%)、メーカー出荷金額は292億2,300万円(同108.0%)とともに増加を予測する。
懸念されていたスマートフォンやタブレット端末への置き換えによる出荷台数の減少は、小売業の一部など特定分野での発生にとどまり、現時点では市場全体への大きな脅威にはならないとみる。そのため、今後もハンディターミナルの需要は底堅く、安定した傾向が続くと予測する。
【資料発刊】
資料名:「2014年版 ハンディターミナル/業務用タブレット市場の現状と将来展望」
http://www.yano.co.jp/market_reports/C56116500
※リリースの詳細は添付の関連資料「オリジナルリリース」を参照