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サカタのタネ、重ねられる底面給水トレー「カサーナルトレー」を発売

2014-11-04

「新商品」
重ねられる底面給水トレー『カサーナルトレー』を発売
施設内の省スペース化に貢献、育苗や種子冷蔵処理に向く


 サカタのタネは積み重ねができて施設内の省スペース化に貢献する新しい底面給水トレー『カサーナルトレー』を販売します。セルトレーを使った育苗や種子冷蔵処理などでの使用に適しています。底面給水は、植物の上から水をやる通常の灌水とは逆に、セルトレーやポットの底から毛細管現象を利用して水を吸わせる方法です。水を切らして生育不良を起こす失敗が少なくなるため、おもに苗作りで用いられます。
 食品容器総合メーカーのエフピコチューパ株式会社(東京都新宿区、梅谷信文代表取締役社長)と共同開発したもので、サイズは縦約35cm、横約65cm、深さ約5.5cm。一般的な育苗用セルトレー(縦約28cm、横約54cm)や機械定植用のAPトレー(縦約30cm、横約59cm)がちょうどよく収まるサイズです。材質はフィラー入りポリプロピレン(PPF)製で割れに強く、耐久性があります。外枠の内側に段差があるため積み重ねて使うことができます。
 『カサーナルトレー』は全国の種苗店、JAルートなどを通じて、11月中下旬から販売開始します。価格はオープンです。

 *参考画像は添付の関連資料を参照

 発芽までの管理や植物の生育をコントロールするための種子冷蔵処理などは適温を維持しなければならず、一般的に恒温室や冷蔵庫など温度を管理できる施設やハウス内で行われています。そのため室内の省スペース化ができる資材が重視されています。その点で『カサーナルトレー』は縦に積み重ねられるため、庫内の空間を有効活用できます。
 例えばトルコギキョウでは成育中のロゼット(※)化の防止のため、播種後に約1か月間、約10度の低温環境におく種子冷蔵という栽培技術が一般的に普及しています。方法は生産者によりさまざまですが、一定の低温を維持できる冷蔵庫内で低温処理を行う際に、『カサーナルトレー』は積み重ねることができるため、限られたスペース内でより多くの種子を処理することができます。

■『カサーナルトレー』の概要
<仕様>
 外寸縦約35cm、横約65cm、深さ約5.5cm
 材質フィラー入りポリプロピレン(PPF)製
 ※インチサイズ、APサイズ(全農規格)の両方に対応

<製造者>
 会社名:エフピコチューパ株式会社
 所在地:東京都新宿区西新宿6−8−1新宿オークタワー35F
 代表者名:代表取締役社長梅谷信文

 ※ロゼット(rosette):植物体が生育環境に適してないときに伸長成長を止め、休眠に似た姿でいること。


【読者の方からの『カサーナルトレー』に関するお問い合わせ先】
 株式会社サカタのタネ資材統括部
 電話045−945−8806





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