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旭硝子、北九州市で軽量ガラスとFRPを使用したメガソーラーが本格稼働
AGCの軽量ガラスとFRPを使用したメガソーラーが本格稼働
〜北九州市最大のメガソーラーの耐久性と施工性を向上〜
AGC(旭硝子株式会社、本社:東京、社長:石村和彦)は、本日全面運用を開始した「エネ・シードひびき太陽光発電所」で、AGCの化学強化特殊ガラス「Leoflex(R)」と当社子会社のAGCマテックス株式会社のFRP(ガラス繊維強化プラスチック)素材「プラアロイ(R)」が採用されたことをお知らせします。
同発電所は、エネ・シードひびき株式会社が運営し、発電規模20.5メガワットの北九州市最大のメガソーラーです。三菱電機株式会社が開発した両面ガラス軽量ソーラーパネルには、軽くて強い「Leoflex」が両面に使用され、架台には軽くて錆びない「プラアロイ」が使用されています。いずれも軽さと高い耐久性が特長であり、メガソーラーの長寿命化に貢献するだけでなく、施工時の作業負荷を大きく軽減しました。
【両面ガラス軽量ソーラーパネル】
三菱電機株式会社が開発した両面ガラス軽量パネルは、耐湿性に優れるガラスを両面に使用することで、長期間にわたりパネルの劣化を抑え信頼性を高めています。さらに、ガラスを薄くて強い「Leoflex」にしたことで、通常の片面ガラスのパネルと比べて約2割の軽量化を実現しました。
【FRP架台】
架台は、軽くて錆びない「プラアロイ」を用い、厳しい環境条件においても高い耐久性が期待されます。また、架台の一部には、株式会社NTTファシリティーズと共同開発した施工性の高い新設計の架台を採用し、施工時の作業効率を大きく改善しました。なお、この新設計の架台は2014年度グッドデザイン賞を受賞しました。
エネ・シードひびき太陽光発電所は、沿岸部に立地するため、塩害によるソーラーパネルの劣化や架台の腐食などが懸念されていました。このような環境下でも、軽量ガラスやFRPの特長を活かした製品を採用することで、それらの課題を解決し、メガソーラーの耐久性と施工性が向上しています。
AGCは、経営方針Grow Beyondの下、「環境・エネルギー問題に技術力で貢献」を成長戦略のひとつに掲げています。今後も、お客様に最適なソリューションを提供することで、成長基盤の強化・定着を図ります。
※参考資料は添付の関連資料を参照