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IDC Japan、2014年第2四半期の世界プリンター/複合機市場実績を発表
2014年第2四半期 世界プリンター/複合機市場実績を発表
・3四半期ぶりのマイナス成長。出荷台数2,550万台、前年同期比2.3%減
・ベンダー上位5社の内3社(エプソン、ブラザー、サムソン)がプラス成長
・単機能プリンター市場は前年同期比7.7%減、MFP市場はほぼ横ばい
IT専門調査会社IDC Japan株式会社(所在地:東京都千代田区九段北1‐13‐5、代表取締役:竹内正人、Tel代表:03−3556−4760)は、2014年第2四半期(4〜6月)の世界HCP(Hardcopy Peripheral:ハードコピーペリフェラル[プリンター/複合機/コピー機等])市場における出荷台数の実績値を発表しました。同四半期の世界HCP市場は3四半期ぶりに縮小し、出荷台数2,550万台、前年同期比2.3%減となりました。
2014年第2四半期の注目すべき市場動向は次のとおりです。
・HCPの2大市場である、日本を除くアジア・太平洋地域(APeJ)、および西欧では、それぞれ前年同期比0.4%、5.0%のプラス成長を達成しました。APeJの成長をけん引したのは中国で、出荷台数は同地域市場全体の約半分を占めています。APeJは5四半期連続で前年同期比プラス成長を達成しました。
・ベンダー上位5社のうちエプソン、ブラザー、サムソンの3社が、前年同期比プラス成長を遂げました。エプ
ソンとブラザーのプラス成長は、APeJでの好業績が大きく貢献しています。
・サムスンは西欧のマーケットリーダーであるHPを上回る業績を達成しました。サムスンはローエンド製品に強く、主に低価格製品を市場に展開しています。特に、ドイツとイタリアにおいては業績が好調で、販売にも力強さを見せています。また、販売代理店やディーラーには、HPとサムスンの両方を販売するものが多く、彼らがどちらに力を入れるかによって、販売台数が大きく変動する傾向が見られます。
※図1は添付の関連資料を参照
「HCP市場は全体的に成熟しているため、成長市場として新興国市場に注目しがちだが、成熟市場にも成長の余地とビジネス機会が存在することを認識すべきである。ベンダーは新規市場での成長を追求する一方で、カラーレーザー複合機(MFP)をはじめとする成熟市場における高付加価値セグメントや、A4モノクロレーザーなどの中規模市場でのポジションを維持する必要があることに留意すべきである」とIDCワールドワイドHCPトラッカー プログラムディレクターのフォン・ハンは述べています。
<2014年第2四半期の世界HCP市場の主要動向>
※参考資料は添付の関連資料を参照
<IDC Trackerについて>
IDC Trackerは、ICT関連製品・サービスについて、市場規模・ベンダーシェアの実績や予測データを正確かつタイムリーに提供する製品です。データベースは、IDC独自の方法論と調査プロセスにより、半期、四半期または、毎月の頻度でアップデートされます。優れたユーザーインターフェースを有し、オンラインのWebクエリツールも利用いただけます。IDC Trackerは、世界最大規模のICTアナリストチームにより、100カ国以上で提供されています。IDC Trackerの詳細につきましては、こちらをご覧ください。(http://www.idcjapan.co.jp/Products/products_tracker.html)
<IDC社 概要>
International Data Corporation(IDC)は、ITおよび通信分野に関する調査・分析、アドバイザリーサービス、イベントを提供するグローバル企業です。50年にわたり、IDCは、世界中の企業経営者、IT専門家、機関投資家に、テクノロジー導入や経営戦略策定などの意思決定を行う上で不可欠な、客観的な情報やコンサルティングを提供してきました。
現在、110か国以上を対象として、1,000人を超えるアナリストが、世界規模、地域別、国別での市場動向の調査・分析および市場予測を行っています。
IDCは世界をリードするテクノロジーメディア(出版)、調査会社、イベントを擁するIDG(インターナショナル・データ・グループ)の系列会社です。
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