独ライカカメラ、ミドルフォーマット「ライカ　Sシステム」のエントリーモデルを発表

新製品：ライカ　S−E
ミドルフォーマットの「ライカ　Sシステム」にエントリーモデルが登場


　ライカカメラ社（Leica　Camera　AG、本社：ドイツ・ウェッツラー、以下ライカ）がミドルフォーマットの「ライカSシステム」に、エントリーレベルに理想的なカメラを投入いたします。本機は「ライカS（Typ　００６）」の先進的技術を事実上全て継承するもので、「ライカSシステム」に魅力的な選択肢がまたひとつ加わります。上面をアンスラサイトグレーにペイントし、シャター速度ダイヤルをシルバーアルマイト仕上げにした新鮮なカラーリングが、本機の外観をひときわ魅力的にしています。

　「ライカS−E（Typ　００６）」では、「Sシステム」で利用できる各種レンズや専門的な機器・アクセサリー類のほとんど全てを利用できます。また「ライカS−E」のオーナーは、オプションの「ライカ　プロテクションプラン」を利用することで、「Sシステム」のサービスを受けし、カメラ本体の保証期間を３年に延長することもできます。

■実証済みの「ライカSシステム」の強み
　「ライカS−E」は、「ライカSシステム」が持つ実証済みの優れた品質特性を全て備えています。もちろんこれには３０×４５mmという大型の「ライカ　プロフォーマット」撮像素子と、隅々に至るまで均等な明るさを確保するマイクロレンズテクノロジーも含まれます。本機は非常に堅牢にできており、全ての「Sレンズ」と同様、ほこりや雨などの影響を防ぐ密封構造です。また「ライカSシステム」独自のデュアルシャッターコンセプトにより、最高１／４０００秒という高速のフォーカルプレーンシャッターや、最高１／１０００秒までのシャッター速度にフラッシュを同調できるCSレンズのセントラルシャッターのいずれかを選択することができます。現在、「ライカSシステム」のレンズは１０種類をラインアップしていて、うち６種類はセントラルシャッター付きをお選びいただけます。
　これらのラインアップにより主要な焦点距離を全てカバーするとともに、高品質なチルト／シフト・レンズも提供しています。また、「ライカSシステム」ファミリーの最新メンバーとして、特にポートレート撮影に適したレンズ「ライカ　ズミクロン　S　f２／１００mm　ASPH．」が新たに加わりました。他にも、アダプターを使用して、他社製の中判カメラ用レンズを「ライカS−E」でお使いいただくことも可能です。例えば「ライカS　アダプターC」を使用すれば「コンタックス６４５」レンズを、「ライカS　アダプターH」を使用すれば「ハッセルブラッドH」レンズを、オートフォーカス、セントラルシャッター、自動絞りなどハッセルブラッドHのレンズ機能もそのままに、「ライカS−E」カメラに装着できます。
　さらに、安全なケーブル接続、省エネ性能、傷が付きにくいディスプレイなど、細部に至るまで配慮を尽くしているため、「ライカS−E」は決して妥協を許さないユーザーが選ぶのにふさわしい一台です。このように「ライカS−E」は、スタジオでも非常に条件の悪いロケーションでも最良の成果を達成できる、きわめて信頼性が高いカメラです。
　「ライカS−E」は、ライカストアおよびライカSシステム認定特約店にて、２０１４年１０月より発売予定です。


　※仕様・商品画像は添付の関連資料を参照