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ミツカングループ、実験施設と中間実験棟が竣工

2014-07-14

ミツカングループ 実験施設が完成!
〜黒壁の蔵が立ち並ぶ景観を再現〜


 ミツカングループ(愛知県半田市)では、2011年11月より「本社地区再整備プロジェクト」を進めております。2014年7月8日に、その一環である実験施設、中間実験棟が竣工いたしましたのでお知らせいたします。
 中間実験棟は、新製品開発や既存製品のリニューアルに際し、実験室レベルでの試作から工場での生産に移管する前に、問題点などを把握するため、小規模プラントでの実験をするための施設です。
 「本社地区再整備プロジェクト」では、研究・開発関連施設を建て替え、再配置することで、研究・開発機能の連携強化を図ることを目的の1つとしており、景観と環境に配慮しながら進めております。今回竣工した中間実験棟は、以前の半田運河の黒壁の蔵が立ち並ぶ景観を再現するとともに、建物の一部に旧半田工場で使われていた古材を再利用するなど工夫を取り入れており、こういった外観は、市民の方、観光客の方にもお楽しみいただけると考えております。

 ※参考画像は添付の関連資料を参照


<景観への取組について>
 半田運河の両岸に黒壁の蔵が立ち並ぶ景観は明治時代より続いており、半田市の醸造の歴史を語る風景として、半田市の景観形成重点地区に指定されております。中間実験棟は、屋根勾配や黒壁の下見板の造り、ミツカンマークと窓の位置など、旧半田工場の外観を再現しております。
 新しい工夫としては、昔の酢づくりで使用していた六尺桶をほどいた木材を再利用した腰壁、旧半田工場で使用していた屋根瓦を縦に敷き詰めた植栽の見切、昔ながらの三州瓦と火除けを祈った「水」の文字のある鬼瓦などがあります。腰壁の木材には、桶であった頃のタガの跡と丸みをおびた風合いがあり、歴史を感じられるようにいたしました。


<環境への取組について>
 日照時間が全国的に上位という半田市の立地を活かし、屋上には太陽光温水パネルを設置しております。そこで温めた水は、旧半田工場で使用していた半田運河下のトンネルを通り、2015年にオープンするMIZKAN MUSEUM(愛称MIM)の空調に利用する予定です。
 また、旧半田工場の頃から建物に設置されていた、地窓と高窓を再現し、地窓から建物に取り入れた河川冷却風を高窓から排気し、自然換気ができるよう工夫しております。


<連携・機能強化への取組について>
 これまで近隣4ヶ所に分散していた実験施設を今回1ヶ所に集約致しました。保有する設備としては、食酢生産、納豆生産、だし抽出、粉末、包装試験などがあり、特に食酢・納豆については、原料処理から発酵、充填に至るまで一連の作業を効率的に行うことができます。工場レベルに近い設備を保有し、工場へ新製品や新技術を導入する際に事前に技術的課題を検討できることで、工場導入までの期間を短くすることができます。
 また、中間実験棟と、現在建設中の研究棟を近くに配置することで、研究開発活動を効率的に行うことができます。


ミツカングループ本社地区再整備プロジェクトについて>
 ミツカングループでは、お客様の食の安全・安心への期待に十分に応え続けていくため、2011年より半田運河周辺の本社地区の再整備を進めています。中間実験棟竣工の後は、2014年8月末頃の研究棟竣工、2015年1月頃の本社棟改修工事終了を予定しております。2015年秋に、酢の里に代わる企業情報発信施設MIZKAN MUSEUM(愛称MIM)のオープンをもって、本プロジェクトは完了する予定です。再整備にあたっては半田市の景観に配慮し、本プロジェクト全体を通じて、創業の地である半田で、地域とのさらなる共生を目指しております。




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