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日本SGI、省電力と大容量を両立させたアーカイブ専用ディスクアレイ製品シリーズを発売
日本SGI、省電力と大容量を両立させたアーカイブ専用ディスクアレイ製品
「SGI COPAN 400」を新発売
〜アクセスしないディスクの電源をオフにして必要なときだけ動かすMAID技術を採用〜
日本SGI株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長兼CEO:中津信彦)は、アクセスしないディスクドライブの電源をオフにして省電力化を図るMAID(Massive Array of Idle Disks)技術を採用した新しいディスクアレイ製品シリーズ「SGI COPAN 400」を本日発売いたします。比較的アクセスの少ないデータを大量に長期保存するアーカイブ用途向けの製品で、主に研究機関などのハイ・パフォーマンス・コンピューティング分野、放送・出版などのメディア業界への販売を想定しています。価格は1,900万円(税抜き)からとなります。
「SGI COPAN 400」は、これまでは主にデープライブラリ装置が担ってきた大容量データの長期保存を、MAID技術を活用して効率よく行えるように設計されたディスクアレイ製品です。MAID技術の採用に加えて、フル稼働時の最大回転ドライブ数を25%または50%に設定して省電力化を徹底しているのが最大の特徴です。MAID技術によりデータの読み書きがされていないディスクドライブを停止させるとともに、稼働するディスクドライブ数も制限してしまうことによって、電力消費を最大75%まで削減することができます。25%設定のフル稼働時で1シェルフ構成時635ワット、8シェルフ構成時で3,861ワットと低消費電力での運用が可能です(注)。
また、大容量のデータを省スペースで保存できるように徹底した高密度化を図っています。最大112台のSATA(Serial ATA)ディスクドライブが搭載可能な高さ4.5Uのシェルフをラックあたり8台搭載できます。ラックあたりの最大ディスクドライブ数は896台となり、2TBのディスクを使用すると物理容量で最大1,792TBの大容量構成をとることが可能です。これはSGIの既存のRAIDディスクアレイ製品と比べても約1.5倍となっており、業界全体においても最高レベルの高密度性を実現しています。
本製品シリーズは、標準モデルの「SGI COPAN 400M」、仮想テープライブラリモデルの「同400T」および「同400TX」の3モデルで構成されます。400Tおよび400TXは、400Mと必要な仮想テープライブラリ用ソフトウェアが導入されたサーバをあらかじめ組み合わせた製品です。400Tは4台のシェルフと1台のサーバ、400TXは8台のシェルフと2台のサーバの組み合わせとなります。各社の主要なテープライブラリ装置およびテープドライブをエミュレート可能です。
「SGI COPAN 400」は、米国SGIが2010年2月に買収したCopan Systemsの製品ラインを継承したもので、日本SGIとして今回初めて国内市場に投入します。
既存のRAIDディスクアレイ製品シリーズ「SGI InfiniteStorage」および管理ソフトウェアとともに、大規模ファイル、大容量データを抱えるお客様のデータマネージメントの要求を満たす製品とサービスを提供いたします。
(注)SGI COPAN 400Mの場合
本日発表した新製品の仕様など詳細情報は以下のWebサイトでご覧いただけます。
http://www.sgi.co.jp/products/copan/index.html
<参考価格>
「SGI COPAN 400M」:1,900万円(税抜き)
(最小構成:1シェルフ 112TB)
「SGI COPAN 400T」:2,600万円(税抜き)
(最小構成:1シェルフ 112TB)
<出荷開始>
2011年2月15日
<商標登録>
SGIおよびSGIのロゴは、日本SGI 株式会社の登録商標です。
■お客様からの製品に関するお問い合わせ先
日本SGI株式会社
TEL:03−5488−1811(大代表)
※製品イメージは、添付の関連資料を参照