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住友林業、米国テキサス州での住宅事業強化で現地住宅会社を買収
米国住宅事業会社の持分取得に関するお知らせ
テキサス州における住宅事業を強化
住友林業株式会社(社長:市川 晃 本社:東京都千代田区)は、米国の子会社であるSumitomo Forestry America, Inc. (社長:岩崎 淳 本社:米国ワシントン州ベルビュー市 住友林業(株)100%出資)を通じて、米国テキサス州の住宅事業会社である Gehan Homes(ギーエン ホームズ), Ltd.社(以下、Gehan社)を中心とするGehan Homesグループの持分51%取得に関する契約を締結し、本日(現地時間4月30日)、当該持分の取得を完了いたしましたのでお知らせいたします。
当社は海外事業を成長事業の柱の一つと位置づけ、米国住宅事業においても全米ナショナルビルダーを目指して事業拡大を進めています。その一環として、2013年6月には、テキサス州ダラス・フォートワース地区で住宅事業を行っているBloomfield Homes(ブルームフィールド ホームズ)社の持分を取得致しました。
現在、アメリカ経済は堅調な回復傾向にありますが、中でも、テキサス州はそのスピードが速く、石油・天然ガス産業、半導体などのハイテク産業や航空産業を中心に、安定的な雇用環境、高い人口増加率が持続すると見込まれております。またテキサス州は、宅地に適した土地が豊富で、かつ宅地造成等の規制も少ないことから、安定的に土地の仕入れが可能なエリアであり、かつ、米国内において住宅価格が比較的安定している優良なマーケットと考えております。当社は、このような経済的条件に恵まれているテキサス州マーケットを深耕すべく、テキサス州ダラス・フォートワース地区、ヒューストン地区、オースティン地区、サンアントニオ地区に営業拠点を置くGehan社の持分を取得することによって、米国住宅事業の更なる事業拡大を図ります。またGehan社は、2012年にアリゾナ州フェニックス地区にも進出しており、他エリアへの進出の足がかりとしていきます。
Gehan社は1994年に設立されたホームビルダーで、テキサス州を中心に年間1,000棟程度の分譲住宅を、10年以上にわたり安定的に供給しており、2012年の住宅販売棟数ランキングでは全米30位に位置しております。2013年12月期の実績は販売棟数1,089棟、売上高302百万ドルです。
このたびの持分取得により当社の米国住宅事業は、シアトル地区においてデザイン力の高さで差別化を図るHenley USA LLC(連結子会社)、昨年持分を取得したBloomfield Homes社(持分法適用会社)、およびGehan社の3社体制にて展開していきます。今回の持分取得により、当社グループの米国における住宅販売棟数は、年間約2,000棟となる見込みです。また、当社グループ会社が確保している住宅用地を背景に、2016年に米国における住宅販売棟数を年間約3,000棟に伸ばす基盤が整いました。今後も更なる拡大を目指し、米国の他地域への進出も視野に入れ、積極的に事業を進めてまいります。
■Gehan Homes, Ltd.社 会社概要
(1)商号 Gehan Homes, Ltd.
(2)代表者 Timothy Gehan (President)
(3)本社所在地 米国テキサス州アディソン市
(4)設立 1994年5月
(5)事業内容 テキサス州およびアリゾナ州において分譲住宅事業を展開
(6)従業員数 274人
(7)売上高 302百万ドル
※(6)は2014年3月末、(7)は2013年12月期
以上