Article Detail
積水ハウス、「しめ忘れお知らせキーII」を戸建商品のシリンダーキーに採用
〜ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)の暗闇空間を活用〜
UDにも配慮した「しめ忘れおしらせキーII」を開発
積水ハウス株式会社は、情報発信・研究開発拠点「住ムフムラボ」(グランフロント大阪 北館4階)にあるダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)「対話のある家」の暗闇空間を利用し、一般の方や視覚障がいのあるDIDのアテンド(案内スタッフ)に試作品を使用、比較してもらうことで、施錠・解錠の状態がキーを「見て」「さわって」わかる「しめ忘れお知らせキーII」を株式会社オプナスと共同開発、2014年1月より発売を開始し、戸建商品のシリンダーキーに標準採用いたしました。
戸建て住宅の侵入盗被害のうち、実に4割以上が「カギしめ忘れ(無締まり)」によるものです。
外出する際、鍵の施錠の確認に戻ったり、記憶が曖昧となることで一日中不安に過ごした経験のあるひとが少なくないという研究データなどに基づき、2009年10月より、施錠・解錠の状態が「見て」わかる「しめ忘れおしらせキー」を採用しました。
また、当社が推進するスマートUDの視点から、視覚障がい者の方だけでなく一般の方も便利に扱えるように、また、どんなに堅牢な防犯設備も施錠を忘れてしまったり、記憶が曖昧であっては不安を排除できないという考えのもと、ポケットやカバンの中に入っていても取出さずに「さわる」だけで、カギの施錠の有無がスムーズに確認できるように「さわって」わかる機能を追加しました。
「さわるだけで確認できる」「さわり心地の良さ」の実現のために、一般の生活者である「住ムフム研究メンバー」や、視覚障がいのあるDIDのアテンドと研究開発のワークショップを「住ムフムラボ」の「共創」として実施し、使用する側の視点を反映したカギの開発が可能となりました。
※参考画像は添付の関連資料を参照
電気錠の普及や生体認証などの技術を利用するだけでなく、相対的にコストパフォーマンスの高い一般的なシリンダーキーに於いても「しめ忘れお知らせキーII」を標準採用することで、積水ハウスの戸建住宅全体の防犯性能と利便性の向上を実現しました。こうした「スマートユニバーサルデザイン」の普及と推進を一層加速させます。今後も、先進の技術で快適な暮らしを実現するブランドビジョン「SLOW & SMART」に基づき、「快適防犯」の住まいを提案してまいります。
※以下、参考資料は添付の関連資料を参照