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アナログ・デバイセズ、高効率の小型集積電源ソリューションを発表
アナログ・デバイセズ、RFアジャイル無線アプリケーションとFPGAを駆動する、小型集積電源ソリューション「ADP505x」ファミリーを発表
複雑な集積電源ソリューション向けに高効率かつ高信頼性を実現
アナログ・デバイセズ社(NASDAQ:ADI)は、本日、高効率の集積パワーマネジメントIC・ファミリー「ADP505x」を発表しました。ADP505xファミリーは、RFアジャイル無線やFPGA/プロセッサベース・アプリケーション向けの小型でかつ高密度電源ソリューションをターゲットとしています。
ADP505xは、集積電源ソリューションとして、ピコセルやフェムトセル基地局、ポータブルやハンドヘルド機器、さらにコンパクトな集積電源ソリューションを必要とする、様々なアプリケーション向けに設計されています。また、アナログ・デバイセズのソフトウェア無線(SDR)アプリケーション向けRFトランシーバ「AD9361」をサポートするように設計されています。これにより、アルテラ社(NASDAQ:ALTR)やザイリンクス社(NASDAQ:XLNX)が提供する多くのFPGAプラットフォーム向けの集積電源ソリューションとしても用いることができます。
ADP505xは、多数の降圧レギュレータとLDO(ロー・ドロップアウト・レギュレータ)を、1個の小型48ピンLFCSP(7mm×7mm)パッケージに収めることにより、わずか310mm2のPCB面積で最大25Wのパワー密度を実現しています。また、4個の降圧スイッチング・レギュレータ(4A、4A、1.2A、1.2A)と1個の200mA LDOからなる、優れたマルチ出力レギュレータです。ADP5050は、デバイスへの入力電圧とチップ温度を監視することのできるI2C(R)(*)インターフェースを実装していることから、信頼性の高い電源ソリューションとなっています。さらに、集積設計により1個のICで、様々なアプリケーションを構築することができ、電源の設計時間を短縮できます。
*「I2C」の正式表記は添付の関連資料を参照
このADP5050/51/52/53 2つの高電流出力のステップダウン・レギュレータは、外付け抵抗により出力電流が選択可能となっています。これにより、電源の設計者は電流制限値を4A、2.5A、または1.2Aに設定することができます。4個のスイッチング・レギュレータは、すべて、4.5Vから15Vの広範囲の入力電圧で動作し、単一のクロックに同期、250kHzから1.4MHzの周波数でプログラム可能となっています。さらに、各降圧レギュレータには、入力リップルを低減するためのプログラマブル位相シフト(0°、90°、180°、270°)機能が備わっています。
<価格と供給について>
・表資料は添付の関連資料を参照
【詳細情報】
●ADP5050
http://www.analog.com/jp/ADP5050
●ADP5051
http://www.analog.com/jp/ADP5051
●ADP5052
http://www.analog.com/jp/ADP5052
●ADP5053
http://www.analog.com/jp/ADP5053
・製品画像は添付の関連資料を参照
<アナログ・デバイセズについて>
アナログ・デバイセズ社は、技術革新、業績、そして卓越した技術を企業文化の柱に、技術セクターにおいて長きにわたり、最高の成長を誇る企業のひとつとしての地位を確実にしてきました。データ・コンバージョンとシグナル・コンディショニング技術で高い評価を得ており、6万社を超える顧客に製品を提供しています。アナログ・デバイセズ社は、米国マサチューセッツ州ノーウッドに本社を構え、設計/製造拠点を世界各国に展開しています。S&P 500インデックスの一社に挙げられています。
※ここに挙げたすべての商標はそれぞれの所有者の財産です。