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日本百貨店協会、1月の東京地区百貨店売上高概況を発表
平成26年1月東京地区百貨店売上高概況
I.概況
1. 売上高総額 1,380億円余
2. 前年同月比 5.4%(店舗数調整後/6か月連続プラス)
3. 店頭・非店頭の増減 店頭5.8%(91.5%):非店頭1.0%(8.5%)
( )内は店頭・非店頭の構成比
4. 調査対象百貨店 13社25店(平成25年12月対比±0店)
5. 総店舗面積 875,557m2(前年同月比:−4.7%)
6. 総従業員数 18,975人(前年同月比:1.2%)
7. 3か月移動平均値 6−8月 4.4%、7−9月 2.3%、8−10月 3.3%、9−11月 2.9%、10−12月 3.0%、11−1月 4.2%
[参考]平成25年1月の売上高増減率は0.5%(店舗数調整後)
【1月売上の特徴】
(1)東京地区の1月の入店状況は、好天に恵まれたこともあり、2%程度の増加と好調に推移した。
(2)今年の初商と冬のクリアランスセールは、概ね前年を上回る水準で好調に推移し、中には2日と3日の初売りが過去最高を記録する店もあった。
(3)主力の衣料品(+4.7%)については、全国的な傾向以上にプロパー品(正価商材)の好調さが目立った。具体的には、紳士・婦人共にコート、ジャケット等の重衣料や、フォーマルウェアなどがよく動いた。また、紳士では消費税率引上げ前の駆け込み需要もあって、スーツやイージーオーダーの受注が大きな伸びを示した。
(4)高額品については、依然として、ラグジュアリーブランド(身のまわり品:+8.3%)や高級時計(美術・宝飾・貴金属:+31.6%)などを中心に、呉服や高級寝具(その他衣料品+15.7%)、あるいは高級家具(+10.0%)なども含めて活況が続いている。
(5)東京地区の2月中間段階(2月16日まで)の商況は、バレンタイン商戦の活況などプラス要素があるものの、2週連続の週末大雪の影響もあって、前年を3%程度下回る水準で推移している。
【要因】
(1)営業日数増減 30.1日(前年同月比±0.0日)
(2)入店客数増減 (回答店舗数で見る傾向値/前年同月比/有効回答数18店舗)
〔1〕増加した:10店、〔2〕変化なし:4店、〔3〕減少した:4店
(3)1月歳時記(初売り、冬の全館セール、成人の日)の売上(同上/有効回答数18店舗)
〔1〕増加した:8店、〔2〕変化なし:8店、〔3〕減少した:2店
<東京地区百貨店 売上高速報 2014年01月>
※添付の関連資料を参照
II.商品別の動き
主要5品目では、雑貨が11か月連続、身のまわり品が6か月連続、衣料品と家庭用品が3か月連続のプラス。食料品が4か月連続のマイナスと、11月から3か月連続で同様の動きとなった。また、化粧品が18か月連続、美術・宝飾・貴金属が13か月連続、紳士服・洋品が6か月連続、婦人服・洋品、その他衣料品、家具が3か月連続、その他家庭用品、菓子が2か月連続のプラスとなった。
【商品別売上前年比の寄与度とトレンド】
※添付の関連資料を参照