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オリエンタルモーター、小型直交軸FCギヤードタイプの5相ステッピングモーターユニットを発売
新5相ステッピングモーターユニット
RKIIシリーズ 小型直交軸 FCギヤードタイプを新発売
オリエンタルモーター株式会社(取締役執行役員社長:野村重幸 本社:東京都台東区東上野4−8−1)は、5相ステッピングモーターユニット RKIIシリーズに、小型の直交軸ギヤヘッドを組み付けた取付角寸法42mmの新製品を発売します。
*製品画像は添付の関連資料を参照
【概要】
ステッピングモーターは、上位コントローラから発振されるパルス信号によって、回転角度・回転速度を正確に制御できる高精度位置決めに適したモーターです。小型で高トルクを発生し、簡単に、安定した位置決めをおこなうことができます。
新製品は、取付角寸法42mmの5相ステッピングモーターユニットRKIIシリーズに業界最小サイズ(※1)の小型直交軸ギヤヘッドを組み付けたギヤードタイプの製品です。ドライバは、FLEX(フレックス(※2))対応の位置決め機能内蔵タイプと、パルス列入力タイプを選べます。
平行軸ギヤに加え、制御用モーター初の小型直交軸ギヤヘッドで市場のニーズにさらにお応えしていきます。
※1:位置決めモーター用直交軸ギヤとして2014年1月現在(当社調べ)
※2:FLEX(フレックス)とは、ドライバ一台でI/O制御、Modbus(RTU)制御、ネットワークコンバータ経由でのFAネットワーク制御に対応した制御用モーターなどの製品の総称です。
【背景・ねらい】
近年の産業分野では、装置の省スペース化や可搬性能の向上が求められています。駆動源となるモーターに対しては小型・高トルク・高精度が求められており、ギヤに対しても同様の課題となっています。モーターと垂直に取り付けられる直交軸ギヤヘッドは、省スペース化を実現する製品として、弊社では動力用のモーター用ですでに発売していますが、制御用モーターでは、今回が初めてのラインアップです。
今回発売した小型直交軸FCギヤードタイプは、一般的に大型で高出力タイプが主流だったこれまでの制御用モーターの直交軸ギヤと異なり、弊社の加工技術によって小型・高精度を実現しました。
取付角寸法42mmの小型ステッピングモーターでの直交軸ギヤードタイプは業界で最小サイズです。
これまで小型の直交軸ギヤがなかったことにより、やむなく大型の直交軸ギヤを使用していたお客様に対し、より無駄なく小型・省スペース化が可能となる本製品を拡販していきます。
【特徴】
1.フェースギヤを採用
フェースギヤは、一般的な平歯車や、はすば歯車と噛み合わせることができる円盤状の歯車ですが、従来は小型で高精度に加工する技術がありませんでした。今回、弊社の加工技術により小型で高精度のフェースギヤを開発し、ハイポイドギヤやウォームギヤといったこれまでの直交軸ギヤでは不可能な小型化・高トルク化・高効率化を可能にしました。これにより、取付角寸法42mmの直交軸ステッピングモーターでバックラッシが15min、高強度でお求めやすい価格を実現しています。
2.コンパクト・省スペース
フェースギヤを小型・高精度に加工し、取付角寸法42mmのステッピングモーターに組み付けました。
同じ取付角寸法の平行軸ギヤードタイプと比較すると、直交軸にすることで装置からのはみ出しを22mm低減します。
*参考画像は添付の関連資料を参照
3.2種類の出力軸をラインアップ
出力軸の方向は、右か左どちらかを選択することができます。
*「RKIIシリーズ ギヤードタイプのラインアップ」は添付の関連資料を参照
【拡販を狙う市場】各種自動機器など精密位置決めの用途などに幅広く拡販します。
【販売目標】1,000台/月
【発売日】2014年2月17日
【お客様問合せ先】
東京都台東区東上野4−8−1
オリエンタルモーター株式会社
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フリーコール(0120)925−41
以上