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三協立山、アルミ押出・加工・組立技術がクルーズトレインの車両内装材に採用
豪華寝台列車クルーズトレイン「ななつ星in九州」
車両内装材に三協マテリアルの高い技術力が採用
三協立山株式会社(本社:富山県高岡市早川70 社長:山下清胤)・三協マテリアル社(社長:岡本誠)のアルミ押出・加工・組立技術が、クルーズトレイン「ななつ星in九州」の車両内装材に採用されましたので、ご案内します。
平成25年10月15日より運行をスタートした「ななつ星in九州」のデザインは、水戸岡鋭治氏(※1)が手がけたもので、車両内外に施された木の風合いが特徴の豪華寝台列車です。車内の内装材においても、アルミ材を使用しつつ細部まで木の風合いにこだわった仕上がりが求められました。
今回、当社は設計段階から参画する機会を得たことで、木組みに求められる高い精度をアルミ材で実現するための技術構築・提案を行い、求められる品質を満たすことができました。
具体的な取り組みとしては、
(1)突合せ接合部の隙間なしの実現
(2)難易度の高いアール形状の格天井の接合を3次元加工により実現
などがあり、アルミ材の表面に木材を薄くスライスしたシート(つき板)を貼ることで木の風合いを再現しただけでなく、より木製に近づけるため、ディテールにもこだわった仕上がりを実現しました。
当社は今後も、物件の企画段階や設計段階から参画することで、技術、製造、営業が一体となった取り組みを進め、お客様の求める品質に沿った技術や製品のご提案に努めてまいります。
*参考画像は添付の関連資料を参照
※1:水戸岡鋭治氏プロフィール (JR九州のニュースリリースより抜粋)
1947年岡山県生まれ。デザイナー・イラストレーター。建築、鉄道車両、グラフィック、プロダクトなどの幅広いデザインを手がける。特にJR九州の鉄道車両や駅舎デザインでは鉄道ファンの枠を超えて広く注目を集め、国際的な鉄道関連のデザイン賞であるブルネル賞や、交通文化賞、毎日デザイン賞、菊池寛賞など多くの賞を受賞。近年のデザイン作品に、JR九州の新幹線800系や新博多駅、新大分駅の公共空間デザインなどがある。(株)ドーンデザイン研究所代表。
【特長】
*添付の関連資料を参照