Article Detail
JAXA、惑星分光観測衛星「ひさき」の観測データ取得と定常観測運用開始
惑星分光観測衛星「ひさき」(SPRINT−A)の初観測データの取得
及び定常観測運用開始について
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、平成25年9月14日にイプシロンロケット試験機により打ち上げられた惑星分光観測衛星「ひさき」(SPRINT−A)に搭載された極端紫外線分光装置(EUV)による木星及び金星の分光観測を11月19日に行いました。その結果、極端紫外線分光装置(EUV)が正常に機能し、科学観測に供することができることを確認しました。
また、これに先立ち、視野ガイドカメラ(FOV)の機能確認を行い、対象天体を高精度に追尾する機能の正常動作を確認しています。
これにより、「ひさき」は初期の軌道上機能確認を終了し、定常観測運用を開始する予定です。
今後「ひさき」は世界で初めて極端紫外線で惑星を長期間にわたり観測し、惑星の環境に関する新たな知見を得ることにより、人類の知の増大に貢献することが期待されます。
※図1〜4・参考資料などは添付の関連資料を参照