イマコト

最新の記事から注目のキーワードをピックアップ!

Article Detail

富士フイルム、処置性能を向上させたダブルバルーン小腸内視鏡を発売

2013-10-15

独自開発の画像センサーと新レンズで観察性能が向上
ダブルバルーン小腸内視鏡「EN−580T」
鉗子口径の拡大で処置具の挿通性を向上し、検査時間の短縮に貢献
●新発売●


 富士フイルム株式会社(社長:中嶋 成博)は、独自開発の画像センサー「スーパーCCD ハニカム(TM)」(※1)と新設計のレンズの搭載により高画質を実現し、また従来機に比べて鉗子口径を拡大して処置性能を向上させたダブルバルーン小腸内視鏡「EN−580T」を、12月2日より富士フイルムメディカル株式会社(社長:平井 治郎)を通じて発売いたします。

 当社は、2つのバルーンを使用し、内視鏡を少しずつ進ませるダブルバルーン小腸内視鏡を平成15年に世界で初めて発売しました。これにより、口からも肛門からも遠く、全長6〜7mもあり、内視鏡挿入が難しく検査が困難とされてきた小腸全域を容易に検査・処置することが可能になりました。ダブルバルーン小腸内視鏡は、発売以来、小腸疾患の早期発見・治療をサポートする内視鏡として、多くの医療機関で利用されています。

 今回発売する「EN−580T」は、狭い小腸管内に適した近接(2mm〜)での解像度の向上を追求し、高解像度と低ノイズを両立する独自開発の画像センサー「スーパーCCD ハニカム(TM)」と新設計のレンズを搭載しているので、より詳細な粘膜の観察をサポートします。
 また、従来機「EN−450T5/W」(※2)と比較して、処置具を挿入する鉗子口径を2.8mmから3.2mmに拡大。鉗子口径を広げたことで処置具の抜き差しや操作などが容易にできるようになりました。例えば、バルーンカテーテルを使って狭窄などの病変を広げる処置を行う際、処置後に収縮したバルーンが鉗子口内で引っかかることなくカテーテルを容易に引き抜くことができ、よりスムーズで効率的な処置が期待できます。また、内視鏡の検査中に視界を明瞭にするために求められる、血液や便などを吸引する性能が、従来機と比較して3.6倍(※3)に向上しました。

 富士フイルムは、今回発売するダブルバルーン内視鏡システムをはじめ、現在ご好評いただいているレーザー内視鏡「LASEREO」システムや、鼻からの挿入による患者負担の少ない経鼻内視鏡など、独自の技術でがん等の疾患の早期発見・早期治療と、患者負担の低減を目指し、今後も製品開発、ラインアップ拡充を進めていきます。

 *製品画像・参考画像は、添付の関連資料を参照


 ※1 スーパーCCD ハニカムは、フォトダイオード配列を従来型CCDの正方格子配列から45度回転させ、フォトダイオードの形状を受光面積の大きい八角形にしたものです。これにより、解像度・感度・ダイナミックレンジ・S/N・色再現性などの要素をバランス良く向上させ高画質を実現しています。
  細径ながらも高画質を実現している、最新の経鼻内視鏡にも搭載されています。
 ※2 薬事販売名:電子内視鏡EN−450T5/W、薬事認証番号:220AABZX00242000、一般的名称:ビデオ軟性小腸鏡
 ※3 当社従来機種「EN−450T5/W」との比較、2.4mmの処置具使用時。


 *以下、リリースの詳細は添付の関連資料を参照


 本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。

  (お客様)富士フイルムメディカル株式会社
  営業本部 マーケティング部 TEL 03−6419−8033
  富士フイルム ウェブサイト http://fujifilm.jp/

Related Contents

関連書籍

  • 死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    死ぬまでに行きたい! 世界の絶景

    詩歩2013-07-31

    Amazon Kindle版
  • 星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    星空風景 (SKYSCAPE PHOTOBOOK)

    前田 徳彦2014-09-02

    Amazon Kindle版
  • ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    ロンドン写真集 (撮影数100):ヨーロッパシリーズ1

    大久保 明2014-08-12

    Amazon Kindle版
  • BLUE MOMENT

    BLUE MOMENT

    吉村 和敏2007-12-13

    Amazon Kindle版