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リニアテクノロジー、高電圧の産業用アプリケーション向け1Msps A/Dコンバーターを販売開始
リニアテクノロジー、新製品「LTC2338−18」を販売開始
±10.24Vの真のバイポーラ入力範囲の18ビット、1Msps、SAR ADC、±10Vアプリケーションの入力信号調整を簡素化
リニアテクノロジー株式会社は、高電圧の産業用アプリケーション向けに、±10.24Vの完全差動の真のバイポーラ入力範囲を備えた、待ち時間のない18ビット、1Msps A/Dコンバータ(ADC)「LTC2338−18(http://www.linear-tech.co.jp/product/LTC2338)」の販売を開始しました。LTC2338−18は小型MSOP−16 パッケージで供給され、コマーシャル、インダストリアル、車載の温度グレードがあります。1,000個時の参考単価は29.10ドルからで、リニアテクノロジー国内販売代理店各社経由で販売されます。また、デモボードDC1908Aをデータ収集ボードDC590B(QuikEval(TM))またはDC718C(PScope(TM))と一緒に使用することにより、LTC2338ファミリを容易に評価することができます。製品の詳細情報は、リニアテクノロジーのWebサイトをご参照ください(http://www.linear-tech.co.jp/product/LTC2338)。
LTC2338−18は5Vの単一電源で動作、100dBのSNRと−110dBのTHDを達成し、2.048V(最大20ppm/℃)リファレンスとリファレンス・バッファを内蔵しています。入力の分圧器ネットワークによって入力信号のスケール変更やレベルシフトを行うので、複雑な回路なしで真のバイポーラ信号に直接インタフェースできます。
LTC2338−18は、速度が250ksps〜1Mspsのピンおよびソフトウェア互換の18ビット・シリアルSPI SAR ADCファミリの最上位デバイスです。独自の内部リファレンス・バッファにより、突発的なバースト変換時に誤差を1LSB未満に抑えるので、長いアイドル期間の後でも真のワンショット動作が可能です。これらのADCは5Vの単一電源で動作し、1Mspsでの消費電力は50mWで、サンプル・レートの低下に比例して直線的に減少します。アイドル時には、シャットダウン・モードによって消費電力を300μWに抑えることができます。リニアテクノロジーは、疑似差動の真のバイポーラ入力を備えたLTC2338−18とピン互換の16ビットおよび18ビット・ファミリ「LTC2328−18」も販売予定です。
■LTC2338−18の主な特長:
・スループット・レート:1Msps
・INL:最大±4LSB
・完全差動入力
・真のバイポーラ入力範囲:±6.25V、±10.24V、±12.5V
・SNR:標準100dB(fIN(*)=2kHz)
・THD:標準−110dB(fIN=2kHz)
・125℃までの動作を保証
・5V電源
・低ドリフト(最大20ppm/℃)2.048Vリファレンスを内蔵
・ワンショット・リファレンス・バッファを内蔵
・パイプライン遅延なし、サイクル待ち時間なし
・I/Oの電圧:1.8V〜5V
・デイジーチェーン・モードを備えたSPI互換のシリアルI/O
・内部変換クロック
・消費電力:標準50mW
・16ピンMSOPパッケージ
*「fIN」の正式表記は、添付の関連資料を参照
※製品画像は、添付の関連資料を参照
<リニアテクノロジーについて>
S&P 500の一員であるリニアテクノロジーは、過去30年にわたり広範囲に渡る高性能アナログICの設計・製造及びマーケティング活動を行い、世界中の多くの企業に提供しています。リニアテクノロジーの半導体は、私たちのアナログ世界と「通信」、「ネットワーキング」、「産業」、「自動車」、「コンピュータ」、「医療」、「精密機器」、「民生」さらには「軍需航空宇宙」システムで幅広く使用されている、デジタル・エレクトロニクスとの架け橋の役目を担っています。リニアテクノロジーは、パワーマネージメント、データ変換、信号調整、RF、インタフェース、μModuleサブシステム及びワイヤレス・センサー・ネットワーク製品を設計・製造・販売しています。詳細は同社Webサイトをご参照ください。http://www.linear-tech.co.jp
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