Article Detail
日本電波工業、20×20mmサイズとして高性能の恒温槽付水晶発振器を開発
20×20mmサイズとして世界最高性能(周波数温度特性3ppb)の
OCXO(恒温槽付水晶発振器)を開発
日本電波工業(株)は、20×20mmクラスのOCXO(恒温槽付水晶発振器)としては世界最高性能となる、周囲温度が−40℃〜+85℃においてMax.±3×10の−9乗の周波数温度特性値を持つTwin−OCXO(TM)シリーズの新機種を開発致しました。(PINタイプ「NH20M20LB」/サイズ:20.0×20.0×10.5mm、SMDタイプ「NH25M22TA」/サイズ:25.4×22.0×12.1mm)
このOCXOは、携帯電話基地局や光伝送装置などの通信装置の小型化と、基板の表面実装化に伴う搭載部品の小型化、ならびにSMD化のニーズに対応して開発したものです。
開発にあたっては、当社独自のTwin−OCXO(TM)技術における水晶振動子技術とデジタル信号処理による温度制御技術にもとづき、耐環境性能を高めるための気密パッケージを採用することにより、基準周波数のさらなる高安定化と小型化を同時に実現致しました。
対応周波数帯は5MHz〜40MHzで、標準周波数として、10MHz、12.8MHz、13MHz、16.384MHz、19.2MHz、20MHz、25MHz、26MHz、30.72MHz、38.4MHz、38.88MHz、40MHzの12種類を揃え、迅速なサンプル対応を可能にしております。
サンプル出荷は10月から、量産開始は来年1月からを予定しております。
なお、この開発品は10月1日から5日まで幕張メッセで開催されるCEATEC JAPAN 2013に出展致します。(NDKブース:ホール22A60)
*:「Twin−OCXO(TM)」は、当社独自のツイン水晶振動子技術を用いたOCXOの商標(出願中)です。
※外観写真は、添付の関連資料を参照
【仕様・特性】
※添付の関連資料を参照