Article Detail
JFEエンジニアリング、新ウランバートル国際空港の旅客ターミナルビル建設工事を受注
モンゴル 新ウランバートル国際空港旅客ターミナルビルの
建設工事を受注
JFEエンジニアリング株式会社(社長:岸本純幸、本社:東京都千代田区)は、新ウランバートル国際空港の旅客ターミナルビル建設工事を受注しましたのでお知らせいたします。
モンゴル国の既存空港であるチンギスハーン国際空港は、立地上、航空機の離着陸が一方向のみに制約され、また天候の影響も受け易いため、新たな国際空港の建設が望まれていました。
このたび建設される新国際空港は、首都ウランバートルの南西約50kmの大草原に位置し、大型機の離発着が可能な3,600m級滑走路と、年間200万人の乗降客が利用可能な33,000m2の旅客ターミナルビルや付帯施設を有する本格的な空港です。これは今後のモンゴル国の経済成長に大きく貢献するものであり、日本のODA(STEP円借款)を活用した一大プロジェクトです。
このプロジェクトは、三菱商事株式会社と千代田化工建設株式会社で構成する共同企業体(JV)が、モンゴル政府より元請として受注しています。
当社は、JVよりターミナルビルとボーディングブリッジの建設を下請けしたサムソン物産から、同施設の鉄骨(3,700ton)の供給と現地施工を受注しました。この工事において当社では、鉄骨製作外注先への技術指導者の派遣に加え、2014年4月頃から始まる現地施工時に統括者や建設マネージャーを含む計5名程度のエンジニアの派遣を予定しています。寒冷地での施工であるため、現地で鉄骨部材を結合する際には、外気温に応じた高力ボルト締め付け機の調整で強度を確保するなど、地域に適した施工を行ってまいります。
当社は、2012年にモンゴル最大となる鋼製橋梁「太陽橋」を完成させております。冬期は外気温が−40℃にも達する同国特有の厳しい気象条件下でプロジェクトを遂行した実績を有しており、こうした実績が高く評価され受注にいたりました。
当社は引き続き、これから飛躍的な発展が期待されるモンゴルをはじめ、新興国のインフラ整備に積極的に貢献してまいります。
本件の概要
1.工事名 : 新ウランバートル国際空港
2.発注者 : モンゴル国道路・運輸省
3.元請 : 三菱商事(株)・千代田化工建設(株) 共同企業体
4.下請(当社への発注者): サムソン物産(韓国)
5.全体工期
6.工事内容 : 旅客ターミナルビル鉄骨の調達(3,700ton)、および建設
※「旅客ターミナルビル イメージ」など参考画像は添付の関連資料を参照