独VW、３００PSにパワーアップした新型「ゴルフR」を発表

３００PSにパワーアップした新型ゴルフR
DSG仕様の燃焼消費は１００kmあたり６．９Lに削減
新開発のTSIエンジンとDSG搭載で０−１００km／h加速はわずか４．９秒
最新の４MOTION四輪駆動システムとプレグレッシブステアリングを採用


　２０１３年９月、ウォルフスブルグ発。２０１３年はゴルフの年になりました。今年上半期にすでに新型ゴルフGTIとGTD、ヴァリアント、及びTDIブルーモーションがデビューを飾っています。そして今回フォルクスワーゲンは、ゴルフシリーズのニューモデル攻勢を、フラグシップモデルである新型ゴルフRを追加することで、さらに継続することになりました。このスポーツモデルには、従来型よりも３０PSパワフルで１８％燃費効率を改善した新開発の３００PS（２２１kW）　TSIエンジンが搭載されており、過去３世代のゴルフR同様、ターボエンジンの強大なパワーを、四輪駆動システムを介して路面に伝えます。今回その仕事を受け持つのは、５世代目のハルデックスカップリングを採用した最新の４MOTIONシステムです。運動性能の面では、新しく設計／チューニングされたスポーツサスペンション（車高を２０mmダウン）、新開発のプログレッシブステアリングシステム、及び、今回からサーキットなどで完全にカットオフすることもできるようになった"ESCスポーツ"などが、卓越した操縦性に貢献しています。また、オプション機構のなかでは、ドライビングプロファイルセレクターに新しく「レース」モードを設定した最新鋭のDCCダイナミックシャシーコントロールシステムが、とりわけ注目に値するでしょう。

　標準の６速マニュアルギアボックスを搭載した新型ゴルフRは、０−１００km／h加速わずか５．３秒（旧モデルは５．７秒）ですが、デュアルクラッチを採用したオートマチックギアボックス、６速DSGを搭載したモデルは、さらに短い４．９秒で０−１００km／hを加速します。いずれのモデルも最高速は電子的に２５０km／hに制限されています。この卓越した運動性能及び旧型より３０PSアップしたパワーにも関わらず、１００km走行あたりの燃料消費は、旧型の８．５Lから７．１Lに削減されました。また二酸化炭素排出量も１９９g／kmから１６５g／kmへと減少しています。

　さらに優れた燃費効率を実現したのは、６速DSGに加えてスタート＆ストップシステム及びブレーキエネルギー回生機構を備えたモデルです。この仕様の新型ゴルフRの燃料消費は、６．９L／１００kmに過ぎません。（CO２排出量１５９g／km）。DSG搭載の旧モデル（８．４L／１００km）と比べると、その差は１．５L／１００kmにもなり、前述のとおり１８％もの改善が達成されています。

　新型ゴルフRには数多くの専用／特別装備が施されています。専用デザインのバンパー、サイドシル、１８インチアルミホイールに加え、標準設定されたLEDデイタイムランニングライト内臓のバイキセノンヘッドライト、ダークレッドLED仕様のテールライト、クローム仕上げの４つのテールパイプを備えた２ブランチエグゾーストシステムといったディテールにより、新型ゴルフRの外観は、ひと目で本格スポーツモデルと認識できるものに仕上がっています。インテリアでも、ファブリックとアルカンターラのコンビ素材を使ったスポーツシートや、革巻き３本スポークスポーツステアリングホイール、アンビエントライティング、フルオートエアコン、タッチスクリーンを採用したラジオ−CDシステムなどを標準装備した新型Rは、ゴルフシリーズのフラグシップの名に恥じないモデルといえるでしょう。シリーズ中最もパワフルであると同時に燃費効率にも優れた新型ゴルフRは、２ドア、４ドア、２つのモデルタイプで、今年の第４四半期中に発売される予定です。


　※以下、リリースの詳細・製品画像は添付の関連資料を参照