日本鉄鋼連盟、上半期（１〜６月）と６月の鉄鋼生産概況を発表

鉄鋼生産概況２０１３年６月


６月粗鋼生産９２８万トン、前月比３．６％減、前年同月比０．９％増

４〜６月　２，８０７万トン、前年同期比２．１％増

１〜６月　５，４７１万トン、前年同期比１．２％増


○銑鉄生産は６８８．６万トンと前月に比べ３３．３万トン、４．６％減少、前年同月比０．９％増加となり、前年同月比では４カ月連続の増加となった。４〜６月では２，０９０．７万トン（前年同期比２．７％増）、１〜６月では４，１４６．１万トン（同２．８％増）となった。なお、６月末の高炉稼働基数は前月同様の３３基中２７基であった。


○粗鋼生産は９２８．１万トンと、前月比３４．４万トン、３．６％減少、前年同月比０．９％増加となり、前年同月比で４カ月連続の増加となった。６月の１日当たり粗鋼生産は３０．９４万トンで、５月の同３１．０５万トン比０．４％減だった。４〜６月では２，８０７．４万トン（前年同期比２．１％増）、１〜６月では５，４７１．１万トン（同１．２％増）となった。
　炉別生産をみると、転炉鋼が７０４．９万トンと前月比５．２％減（前年同月比１．３％増）、電炉鋼が２２３．２万トンと同１．９％増（同０．４％減）となり、前年同月比でみると転炉鋼が４カ月連続の増加、電炉鋼は１１カ月連続の減少となった。
　鋼種別生産では、普通鋼が７２３．１万トンと前月比３．３％減（前年同月比１．５％増）、特殊鋼が２０５．０万トンと同４．６％減（同１．１％減）となり、前年同月比では普通鋼は４カ月連続の増加、特殊鋼は１１カ月連続の減少となった。


○熱間圧延鋼材（普通鋼、特殊鋼の合計）生産は８０４．５万トンと前月に比べ２２．３万トン、２．７％減（前年同月比０．２％減）と、前年同月比では２カ月連続の減少となった。４〜６月では２，４２５．７万トン（前年同期比０．８％増）、１〜６月では４，８１３．３万トン（同０．１％減）となった。


○普通鋼熱間圧延鋼材（一般）の生産は６３５．０万トンと前月比１９．９万トン、３．０％減（前年同月比０．１％増）となり、前年同月比では４カ月連続の増加となった。４〜６月では１，９２１．８万トン（前年同期比２．４％増）、１〜６月では３，８３８．８万トン（同１．８％増）となった。
　品種別では、条鋼類は１６４．６万トン、前月比２．５％減（前年同月比５．１％増）で、前年同月比では４カ月連続の増加となった。鋼板類は４６３．６万トン、同３．７％減（同１．９％減）となり、前年同月比では４カ月振りの減少となった。
　主要品種の生産内訳をみると、最大のウエイトを占める広幅帯鋼が３７２．７万トン（前月比３．０％減、前年同月比１．６％増）と、前年同月比で４カ月連続の増加となった。厚板は８５．６万トン（同４．９％減、同１３．５％減）と、前年同月比で１１カ月連続の減少となった。一方、条鋼類では小形棒鋼が８１．７万トン（同１．５％増、同５．６％増）と前年同月比で４カ月連続の増加となった。H形鋼は３５．０万トン（同２．２％減、同８．２％増）と同１３カ月連続の増加、大形形鋼は９．０万トン（同９．７％増、同０．９％減）と同６カ月連続の減少、中小形形鋼は９．４万トン（同５．７％減、同１４．０％増）と同２カ月連続の増加となった。


○特殊鋼熱間圧延鋼材の生産は１６９．６万トンと、前月に比べ２．４万トン、１．４％減（前年同月比１．３％減）となり、前年同月比では１１カ月連続の減少となった。４〜６月では５０４．０万トン（前年同期比４．７％減）、１〜６月では９７４．４万トン（同７．１％減）となった。


※「全国鉄鋼生産高／全国鋼材生産高」は添付の関連資料を参照