マックス、印刷後の“ホッチキスとじ”を自動化するステープルフィニッシャーを発売

学校や企業、小ロットの注文を請負う印刷会社向け
プリンターから独立した“ホッチキスとじ機”
「EPH−３０１N」新発売


　マックス株式会社（証券コード：６４５４）では、資料や冊子などを複数部作成する際に、印刷後の“ホッチキスとじ”を自動化するステープルフィニッシャ「EPH−３０１N」を７月１０日からオープン価格で発売します。
　本製品は、２０１１年９月より販売してきたA４用紙専用機「EPH−３０１」をベースに、学校でよく使われる“B５サイズ”を対応用紙に加え、とじ位置に“角ナナメとじ”を選択可能にしました。
　主な販売先は、学校のほか、オンデマンド印刷により小ロットの注文を請負う印刷会社や取扱説明書などの冊子印刷を内製化している企業です。発売を記念いたしまして“無償貸出しサービス”を実施し、製品のよさを体感して頂くキャンペーンを展開します。
　初年度１０００台の販売を計画しています。

　＊参考画像、製品画像は添付の関連資料を参照


【開発の背景】
　学校では、印刷コストの削減を目的に、同一原稿を大量に印刷することに適した印刷機（※１）を導入しています。
　しかし、印刷機は一般的にページ順に出力する機能を持っておりません。そのため、冊子作成の場合は、用紙を順番に並べる丁合機ちょうあいきを使い、その後に手作業でホッチキスとじを行っており、部数の多さに比例して作業者の負担も増していました。丁合機にホッチキスを内蔵することも可能ですが、合計で約１００万円の費用がかかるため、現場では、丁合機のみの導入に留まっているのが現状です。
　一方、複合機（※２）の場合は、ページ順に出力できますが、印刷機に比べて印刷コストが高いため、教育現場での大量の印刷物を作成する用途では使用頻度が低くなっています。

　また、小ロットの注文を請負う印刷会社や取扱説明書などを内製化している企業などは、印刷時に「版」の製作が必要のないオンデマンド印刷（※３）を採用しています。そこでは、１枚あたりの印刷単価を下げるために、A３用紙にA４サイズを２面付けに印刷したものを、裁断して冊子にすることがあり、印刷後の“ホッチキスとじ”が必要になります。
　これらのことから、多くのユーザーが、印刷後の“紙揃えからホッチキスとじ作業”に長時間つきっきりとなり、その時間に他の作業ができないという不満を持っていました。

　この不満を解消するため、当社では、約９０％の世界シェアを持つコピー機内蔵型電子ホッチキスのノウハウを活かし、プリンターから独立した機械で、指定枚数ごとに“紙揃えからホッチキスとじ”を行うステープルフィニッシャ「EPH−３０１」を２０１１年に開発しました。


◇利用者の声
　・【学校】A４サイズよりは少ないが、修学旅行のしおりなどの用途でB５縦向きの２箇所とじ作業がある。
　・【学校】とじ作業に張り付かなくてよい。これまで、学生がとじていた作業を機械化したことで、生徒は時間が空いて部活ができる。
　・【印刷会社】１日２時間程度の削減ができており、導入後２ヶ月で購入費用が回収できる。作業委託を受ける際、企業の慣例で“角ナナメとじ”を要望されることがある。


　今回の新製品では、B形を使用する機会の多い学校向けに、B５サイズにも対応したほか、お客様のとじ位置の要望に応えるため、とじ位置の設定に“角ナナメとじ”を加えた３種類としました。また、徹底した部品コストの見直しを図り、実勢売価の低減を実現しました。

　※１：印刷機…同一原稿を大量に印刷することが目的。
複合機（コピー機）よりも、ランニングコストが安いため、チラシ印刷や学校などの資料、テストの印刷に多く使用されます。
　※２：複合機（コピー機）…同一ではない書類をランダムに印刷することが目的。
　※３：オンデマンド印刷…印刷部数が小ロットの場合、版を起さないことで工期を短縮でき、印刷費のコストダウンにも繋がる。


　＊以下、「主な特長」などリリースの詳細は添付の関連資料を参照


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