メドピア、「高尿酸血症の治療薬」の調査結果を発表

〜ＭｅｄＰｅｅｒポスティング調査〜
「高尿酸血症の治療薬」の調査結果について



　メドピア株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：石見陽）は、同社が運営する医師コミュニティサイト「ＭｅｄＰｅｅｒ」（ＵＲＬ：https://medpeer.jp/）にて、本調査を実施した結果がまとまりましたので報告いたします。
　調査手法は、ＭｅｄＰｅｅｒ会員（登録会員数：３３，５３５名、２０１０年１２月２３日時点）である医師を対象とした「ポスティング調査」と呼ばれるオープン回答型のインターネットリサーチ。調査期間は、１２月６日（月）〜１２月１９日（日）。有効回答数は２，２２４件。


【リサーチ結果概要】
　・「「高尿酸血症の治療薬」について、「『排泄低下型か産生亢進型を判定すべき』ではあるが、実際には確認せずアロプリノールを投与している」と回答した医師が過半数を超えた。「アロプリノールの効果を見ながら必要に応じて調整する」「外来中には検査をする余裕がない」「副作用のことを考えると、アロプリノールが第一選択となる」というコメントがあった。
　・「『排泄低下型か産生亢進型を判定すべき』であり、それにあわせた処方をしている」は２０％。「血液・尿の尿酸値・クレアチニン値の測定で評価する」といった意見がある。
　・「『排泄低下型か産生亢進型を判定する』意味は特に無いと考えており、殆どアロプリノールを投与している」は１３％。「ベンズマロン酸は尿酸結石ができやすい」というコメントが目立った。
　・「実際には確認せずベンズマロン酸を投与している」という医師は６％で、「日本人は排泄遅延型が多いので」「肝障害のチェックをして投与」「ベンズマロン酸のほうが効果が高い」という理由が挙げられている。

　※グラフ資料は添付の関連資料を参照


（注）「ＭｅｄＰｅｅｒ」とは：
　医師の会員制コミュニティサイト。医師同士のディスカッション、情報交換を目的としており、その仕組みを利用して各種医師向けリサーチ調査が可能。現在会員数３３，５３５名（２０１０年１２月２３日時点）。



【調査内容】
　調査目的：「高尿酸血症の治療薬について」
　調査方法：インターネットリサーチ（ポスティング調査）
　調査地域：全国
　調査対象：医師（ＭｅｄＰｅｅｒ登録会員）
　有効回答数：合計２，２２４サンプル（クイックリサーチ数：２，２２１件、コメント数：２，２２４件）
　調査日時：１２月６日（月）〜１２月１９日（日）（１４日間）
　調査機関：メドピア株式会社
　質問内容：「高尿酸血症の治療薬について」


　「高尿酸血症は尿酸排泄低下と尿酸産生亢進の２大要素からなり、その主たる病因を推定し、尿酸排泄促進薬のベンズマロン酸か尿酸産生抑制薬のアロプリノール、いずれかの薬剤を投与する」というのが教科書的な指針です。

　しかしアロプリノールはいずれの型にも効果がありますし、腎機能障害者でも使えるメリットがある一方、ベンズマロン酸には「重症肝障害の報告が多くあるため投与後６ヶ月間は定期的な肝機能の検査を」とされるなど、扱いが面倒になっています。実際多くの臨床の場では、アロプリノールが優先的に投与されていると私は感じています。

　皆さんはどのように考え、どのようにされていますか？

　１．「排泄低下型か産生亢進型を判定すべき」であり、それにあわせた処方をしている。
　２．「排泄低下型か産生亢進型を判定すべき」ではあるが、実際には確認せずアロプリノールを投与している。
　３．「排泄低下型か産生亢進型を判定すべき」ではあるが、実際には確認せずベンズマロン酸を投与している。
　４．「排泄低下型か産生亢進型を判定する」意味は特に無いと考えており、殆どアロプリノールを投与している。
　５．その他

　の５択から、理由も含めご回答ください。


（注）ポスティング調査：
　インターネット上のディスカッション機能を利用してリサーチを行うもので、通常の選択式のインターネットリサーチに加え、モニター会員が自由にコメントを記入できる形式。通常のリサーチに比べ、対象モニターのインサイト（意見、意識のような内面）をより反映したコメントが得られるものとされている。ＭｅｄＰｅｅｒでは、質問に対する選択式の回答「クイックリサーチ」と「コメント」を組み合わせての調査手法を導入している。



※以下、リリースの詳細は添付の関連資料を参照