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IHIグループ、レーザー計測による配管自動設計システムを販売開始

2013-06-21

レーザ計測による配管自動設計システム「InSight Eye」の販売開始
〜配管の接合部分をレーザ計測器により、3次元表示と自動図面化を実現〜


 株式会社IHIエスキューブ(本社:東京都江東区、社長:草葉 義夫、以下iS3)は、このほど「レーザ計測による配管自動設計システム」を開発・実用化し販売を開始しました。なお、本製品の商品名は「InSight Eye」(インサイト アイ)です。

 「InSight Eye」は、特に現場合わせ配管(現合管)において小型軽量のレーザ計測器を用い、フランジ面間を簡単・高精度に計測することによりその設計を支援いたします。
 小型軽量の計測器にて簡単操作で現合管面間を計測し、その結果は製作すべき現合管の3次元モデルとして計測作業用PC画面に表示。その場で確認・変更を行った上で、自動で製作図面を作成してそのまま製作工程に活用出来ます。本システムの導入により、高精度で効率的な現合製作工程が実現できます。
 計測された3次元モデルデータは、標準的なCADデータフォーマットIGESでの出力可能ですので、使い慣れたCADソフトでご利用いただくことも可能です。

「InSight Eye」によってもたらされるメリットは次の通りです。
・ 3次元空間の寸法計測に必要な特殊な技術は必要としません。誰でも計測可能となります。
・ 従来必要であった模擬管・調整管の作成を省くことができ、大幅な現合管製作工数の削減(30%〜40%)を可能にします。
・ 自動的に図面が作成されることにより、図面が作業記録として残ります。
 以上のメリットで配管の作成現場をサポートいたします。iS3 は、「InSight Eye」を配管製造に関わるさまざまなお客様への積極的な販売活動を展開していきます。


 ※参考画像は添付の関連資料を参照


□ 現合配管について
 プラント建設現場、ビル建築現場などでは、各種配管を現場で計測する「現合」と呼ばれる工程があります。一般的な現合は配管のフランジ間で実施されますが、その際のフランジには面倒れやボルト孔位置合わせの考慮など、現合部分の採寸には経験豊富な作業者が欠かせませんでした。また採寸後は工場で仮溶接により対象の管を製作し、現場に運び込んで取り合い確認と微調整を施したのち、再度工場に持ち帰って仕上げの溶接する、という手順を踏んでいました。「InSight Eye」を利用することにより、高精度な計測・図面作成を簡単に行うことができるばかりでなく、仮の配管作成を省略するなど現合管の製作工程においても大幅な効率化が可能となります。

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