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新日鉄住金エンジニアリング、日鉄鉱業から「霧島地熱」の一部株式を取得
地熱発電事業の強化について
新日鉄住金エンジニアリング株式会社(代表取締役社長 高橋 誠、本社 東京都品川区)は日鉄鉱業株式会社(代表取締役社長 松本 六朗、本社 東京都千代田区)より大霧地熱発電所の蒸気供給操業会社である霧島地熱株式会社(代表取締役社長 吉澤 孝雄、本社 鹿児島県霧島市)の株式15%を取得致しました。地熱蒸気生産設備の設計〜建設に関する保有技術に加え、操業・メンテナンスのノウハウを拡充することで商品競争力や技術開発力の更なる強化に繋げることが狙いです。
当社は地熱発電事業の強化を目的として、本年4月1日付で新設したエネルギーソリューション事業部(事業部長 島貫 靖士)内に地熱発電推進部を組織し、これまでの地熱蒸気設備の供給に加えて将来的にはO&M サービスの提供等地熱発電全般のソリューション事業を展開することで中長期的に年50億円の売上規模を目指して参ります。加えて、同事業部内の電力小売事業とのシナジーとして地熱発電による電力の買取・販売にも積極的に取り組んで行きます。
尚、当社は現在稼働中の国内地熱発電所17ヵ所のうち9ヵ所に蒸気生産設備と蒸気輸送パイプラインの納入実績を有しており、その内、東北・北海道地区では地熱の地産地消を推進するため発電所が立地する地元施設への熱水供給設備なども手掛けております。
当社は、地熱、風力、太陽光等の再生可能エネルギーの普及を通じて環境負荷の低減に取り組んで参ります。
【参考】
出資会社概要
会社名称 霧島地熱株式会社
営業品目 地熱蒸気及び熱水の供給事業の操業請負業
所 在 地 鹿児島県霧島市牧園町万膳字銀湯1468-10
出資比率 日鉄鉱業株式会社85%、新日鉄住金エンジニアリング株式会社15%
以 上
【参考:地熱発電設備のシステムフロー図】
※添付の関連資料を参照