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シード・プランニング、アルツハイマー型認知症・軽度認知障害の治療・診断に関する調査結果を発表
「アルツハイマー型認知症・軽度認知障害(MCI)の治療・診断の現状と今後の方向性」調査結果がまとまりました。
◆アルツハイマー型認知症患者数は高齢化とともに年々増加し、2020年には167万人に達する。
◆診断技術、治療薬の開発の進展にともない、より早期の患者が治療対象に加わった場合、2025年には220万人に達すると予測される。
◆アルツハイマー型認知症治療薬の市場規模は2020年には2010年比2.7倍の2,900億円にまで拡大する可能性がある。
市場調査・コンサルティング会社の株式会社シード・プランニング(本社:東京都台東区 梅田佳夫社長、以下シード・プランニング)は、アルツハイマー型認知症・軽度認知障害(MCI)の治療・診断の現状と今後の方向性に関する調査を実施し、このほど、その結果をまとめました。
認知症は、後天的な脳の病気により正常に発達した知的機能が全般的かつ持続的に低下し、日常生活に支障をきたす状態をさします。ICD−10 の中では、「通常、慢性あるいは進行性の脳疾患によって生じ、記憶、思考、見当識、理解、計算、学習、言語、判断など多数の高次大脳機能の障害からなる症候群」と定義されています。
現在、認知症の原因疾患として最も高い割合を占めているのが、アルツハイマー型認知症であり、認知症全体の60%以上を占めると言われています。
本調査は、通常型(*1)のアルツハイマー型認知症について、神経内科、精神科、老齢病科で診療している医師120人に調査を行いました。また、同認知症のご家族をお持ちの方、同認知症のオピニオンリーダーへの調査も行い、アルツハイマー型認知症医療の現状を詳細に把握するとともに、今後の展望を取りまとめました。
なお、本調査結果の詳細は、調査研究レポート「アルツハイマー型認知症・軽度認知障害(MCI)の治療・診断の現状と今後の方向性 2010」(価格:378,000円:税込、2010年12月10日発刊)として販売しております。
調査結果のポイントは以下の通りです。
(*1)アルツハイマー型認知症は、若年発症型と高齢者が発症する通常型に分かれ、通常型は60歳以上の高齢者に発症し、その罹患率は加齢とともに増加する。
※ 調査結果詳細は、関連資料参照