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京セラ、両面8コーナ仕様・丸型ネガチップ採用のラジアスカッターを発売
京セラ初 独自設計の両面8コーナ仕様・丸型ネガチップを開発
ラジアスカッタ「MRW型」の発売
幅広い加工条件で高能率加工と高い経済性を両立
京セラ株式会社(社長:山口悟郎)は、金属加工に使用するフライス工具の新製品として、新開発の両面8コーナ仕様・丸型ネガチップを採用し、高能率加工と高い経済性を両立するラジアスカッタ「MRW型」を、本年5月16日より発売しますので、お知らせいたします。
※製品画像1〜3は添付の関連資料を参照
製品名 :ラジアスカッタ「MRW型」
型番数(価格帯) :ホルダ:44型番(38,200〜99,300円、税別)
チップ:18型番(1,750〜1,950円、税別)
発売日 :2013年5月16日
推奨被削材 :・炭素鋼、合金鋼、金型鋼
・ねずみ鋳鉄、ダグタイル鋳鉄
・Ni基耐熱合金、チタン合金 など
生産拠点 :鹿児島川内工場
販売目標 :1億円(初年度)
■開発背景
ラジアスカッタとは、一般的に丸型チップを用い、金属表面を広範にわたり荒切削する際に使用される工具です。ラジアスカッタに採用されるチップには、より広い面積を、より早く、安定的に加工できる高い切削能力と多コーナ化による経済性の向上が求められています。
また、ラジアスカッタが広く使用されているエネルギーや航空産業などの分野では、耐熱合金やチタン合金などを加工する需要が増えています。これらの特殊合金は、チップの摩耗や欠損、溶着などを引き起こしやすく加工が難しいため、難削材の加工に最適なチップの材種が求められています。
■新製品の概要
本製品は、京セラ初の両面8コーナ仕様・丸型ネガチップを採用したラジアスカッタです。ネガチップは、一般的にチップの表裏両面に刃先を形成でき経済性に優れる反面、切削抵抗が高くなり切れ味が低下するという課題があります。そこで、京セラは、独自の成型技術により刃先を特殊な形状とすることで、鋭い切れ味を実現する高い切削能力と両面8コーナ仕様による高い経済性を両立するチップを開発しました。
また、耐熱合金やチタン合金などの難削材の加工向けに、突発的なチップの欠損を抑制し、安定加工を実現する新材種2種をラインアップに追加いたします。
本製品は、高能率加工と高い経済性を実現する新形状チップと、難削材向け新材種の追加により、幅広い加工条件において、お客様の生産性向上に貢献します。
■新製品の特長
※添付の関連資料を参照
●お客様からのお問い合わせ
京セラ株式会社 機械工具事業本部
Tel 075−604−3651(直) http://www.kyocera.co.jp/prdct/tool/index.html