日本気象協会、全国９０地点の桜の開花予想（第１１回）を発表

２０１３年桜開花予想（第１１回）
〜北海道の桜の開花は平年より遅く　札幌の開花は連休明けに〜



　一般財団法人日本気象協会（本社：東京都豊島区、会長：繩野　克彦）は、２０１３年５月１日（水）に日本全国９０地点の桜（ソメイヨシノほか）の開花予想（第１１回）を発表します。次回、第１２回の発表は５月８日（水）です。


（１）概況
　２０１３年の桜の開花前線は、現在、津軽海峡を渡っています。北海道に桜前線が到達するのは５月３日（松前）で、桜前線は、その後およそ半月かけて北海道を進むでしょう。札幌の開花は５月９日、終着は根室で５月１９日の見込みです。北海道の桜の開花日と満開日は平年より５日前後遅い所が多く、５月中旬に見ごろになる所が多いでしょう。一方、東北北部の桜の満開は平年より５日から１週間遅く、青森や弘前、盛岡などは大型連休後半に満開になるでしょう。

（２）本文
　２０１３年４月は、北海道と東北は強い寒気の影響を受けることが多く、１ヶ月を通した気温は日本海側を中心に平年より低くなりました。この先も一週間程度、日本付近には強い寒気が南下しやすく、北海道は低気圧の影響も重なり日差しが少なく気温が低いでしょう。その後も５月半ばにかけて冷たい北風の吹く日が多い見込みです。このため北海道の桜の開花日と満開日は南西部を中心に平年より５日前後遅い所が多いでしょう。


　［２０１３年　桜開花予想前線図］

　　※添付の関連資料を参照


●表１　JWA　長期予報

　気温　　　　５月

　北日本　平年より低い
　東日本　平年より低い
　西日本　平年より低い

　桜開花予想センターの見解：
　　ゴールデンウィーク後半は北海道付近に寒気が居座り、北海道では雪の降る所があるでしょう。その後も５月半ばにかけてオホーツク海高気圧の影響で気温の低い日があるでしょう。このため北海道の桜の開花日と満開日は平年より遅く、１週間遅い所もあるでしょう。


　※表資料・別紙は、添付の関連資料を参照