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NTTファシリティーズ、盛岡市に竣工の「ソーラーガーデン姫神」の概要を発表
「ソーラーガーデン姫神」の竣工式を実施
株式会社NTTファシリティーズ(代表取締役社長 筒井清志)は、国が推進する自然エネルギー普及・拡大や社会全体の環境負荷低減への貢献、及び太陽光発電に関する更なるノウハウ獲得・蓄積のため、当社において東北エリアで初めての太陽光発電事業用サイトとなる「ソーラーガーデン姫神」を竣工させ、その竣工式を4月25日に実施しました。本件は、盛岡市所有の土地を賃借し太陽光発電事業を実施するという内容で、盛岡市のプロポーザルがあり、当社が選定されたものです。本発電所事業の特徴は、自社開発の実験キットやガイドブックを活用した小中学生向け環境教室の開催、発電所の名称公募およびデジタルサイネージを活用した情報発信による普及啓発、EV充電器の設置、盛岡市内へ子会社設立による法人税納付などです。
■完成写真
※添付の関連資料を参照
1.ソーラーガーデンの概要
施設名称 :ソーラーガーデン姫神
設置場所 :岩手県盛岡市玉山区下田字生出
事業者 :盛岡ソーラー合同会社(NTTファシリティーズ100%出資会社)
発電開始日 :平成25年4月23日
設置容量 :1,780kW
想定年間発電量 :1,830MWh(一般家庭消費電力 約500世帯分)
2.ソーラーガーデン姫神の特徴
1.発電所の名称公募
発電所名を周辺地域の方々に愛着を持って頂けるよう、命名権を盛岡市へ贈呈しました。盛岡市による公募により、盛岡市内在住の小学生(女性)が応募した「ソーラーガーデン姫神」に決定されました。
〜応募者コメント〜
太陽エネルギーは私たちの未来につながります。姫神山をのぞむこの場所には温泉や産直もあり、たくさんの人が集まるところです。誰でも来ることができる庭です。電気を作り出すことができる庭がふえていけばいいなと思い、家族で相談して名前を考えました。
2.デジタルサイネージ(電子看板)を活用した情報発信
発電所は盛岡市内より離れているため、市民への環境マインドの醸成としてデジタルサイネージを盛岡市役所内ロビーに設置した。カメラによる映像や発電量のほか、市民が役立つ環境情報や観光情報を表示しています。
3.EV充電器の設置による普及啓発
環境マインドの醸成のため、よりCO2排出量の少ない電気自動車向け充電器を、隣接する温泉宿泊施設「ユートランド姫神」に設置しました。なお、設置したEV充電器は当社開発品です。
4.盛岡市内へ子会社設置による法人税納税
当社100%出資の子会社として盛岡市内に本発電事業を目的とする「盛岡ソーラー合同会社」を設立しました。盛岡市への法人税納付を通じて地域貢献を行います。
5.基礎・架台・パネル
基礎は環境性を求め杭基礎とし、コンクリート基礎と比べて、CO2を約40%削減(当社比)しています。また、撤去時の産業廃棄物を大幅に削減します。
架台は当社開発のスチール製V型架台を採用しています。(当社従来比で約30%の構築費削減)パネルは日本国内製(240W/枚)を7,420枚使用しています。
3.今後の予定
太陽光発電システムインテグレーションのリーディングカンパニーとして、引き続き自然エネルギー普及・拡大や社会全体の環境負荷低減に貢献してまいります。