日本TI、デジタル電源の設計をさらに簡素化する開発キット２種を発表

日本TI、業界をリードする高性能のインターリーブ型　PFCキットおよびデジタル電源演習キットを発表

PFC（力率補正）の高電圧設計、および高度な電力計測機能の設計を可能に、
またアナログ電源の設計者が簡単にデジタル電源へ移行できる新型のキットを提供


　日本テキサス・インスツルメンツは本日、デジタル電源の設計をさらに簡素化する、２種類の新しい開発キットを発表しました。『C２０００(TM)』マイコン搭載（http://www.tij.co.jp/c2x-dp-kits-pr-lp-jp）のインターリーブ型PFCキット（http://www.tij.co.jp/c2x-dp-kits-pr-tf-jp）は、クラス最高の効率、PFC（力率）およびTHD（全高調波歪み）性能を提供し、高度な電力計測機能および、AC（交流）ラインに対応します。また、デジタル電源演習キット（http://www.tij.co.jp/c2x-dp-kits-pr-tf1-jp）は、アナログ電源から各種のデジタル・モードの電源への容易な移行を求める電源技術者向けに、この種の製品としては初めて、完備されたトレーニング資料のほか、高い堅牢性と、低電圧で安全なトレーニング環境を提供します。

　これらのデジタル電源開発キットは、アンプ、絶縁素子、二次側電源用デバイス、リニア・レギュレータおよびMOSFETドライバをはじめとした、数々の補完的なアナログ部品（http://www.tij.co.jp/c2x-dp-kits-pr-lp1-jp）を搭載しています。これらの部品と、デジタル電源システム内で『C２０００』マイコンとを組み合わせて動作検証が可能で、複数の設計要件を満たしたシステム・キットを提供します。


＜インターリーブ型　PFCキットの特長と利点＞
　・産業用および電力変換プラットフォーム向けに、業界最高性能を提供する、デジタル駆動のPFCプラットフォーム：このPFCキットは、交流動作電圧１２０／２２０Vから、４００Vの直流出力に変換し、５００Wまでの電力に対応。厳格な効率ガイドラインを持つサーバー、通信向けその他の高度な電源機器向けに、より高い性能を実現
　・低価格な『C２０００』Piccolo（TM）マイコン製品で、多様な機能を実現：さらなるPFC、THDおよび高効率化を追求し、リアルタイムに高度なACラインの電源計測機能を、１個の低価格の『C２０００』マイコン（http://www.tij.co.jp/c2x-dp-kits-pr-lp-jp）を搭載したキットで実現。外付け部品を不要に
　・様々な『C２０００』Piccoloマイコン製品で、幅広い機能提供：あらゆる『C２０００』Piccoloマイコン製品を使用し、PFCアプリケーションを実現できることから、高度な環境における実験が可能
　・設計を簡素化し、性能を倍増するための、無償ソフトウェアおよび回路図を提供：PFCキットには、高度なPFC制御を実現するためのTIのソフトウェアおよび回路が実装され、また種々の計測機能を実現するモジュール方式のソフトウェアも付属。これらのソフトウェア・ライブラリを使うことで、Piccoloマイコン製品に内蔵されたCLA（制御補償器アクセラレータ）使いやすくなり、『C２０００』のメインCPUをその処理から解放することができるため、処理性能を倍増すると同時に、様々なシステム・ホスト機能を実現


＜デジタル電源演習キットの特長と利点＞
　・各種のデジタル電源を安全に実験：低電圧の作業台におけるトレーニング環境で、初心者にも、複数のデジタル電源設計の体験を提供。また、このキットの基板は、PCへの故障防止用としてインターフェイスの絶縁化に対応
　・アナログ電源からデジタル電源への移行が容易：このキットは、TIの個人向けトレーニング・セッションをベースとした、デジタル電源の基礎から始まり、高度な設計への移行まで役立つ、マイペースで学習ができるトレーニング・モジュールを提供
　・複数のデジタル電源制御方式および手法に対応：電圧モード制御、平均電流モード制御、およびピーク電流モード制御などを提供。またデジタル・ドメインでの制御ループ形成、および効率向上のための微調整機能も提供
　・『C２０００』Piccoloマイコンを搭載し、リアルタイム性能を提供：アナログおよびCLA（制御補償器アクセラレータ）をデバイス内部に搭載していることから、CLAとソフトウェアを活用してデジタル設計の処理能力を倍増することが可能
　・デジタル電源用ソフトウェアを供給：『C２０００』デバイス向けに開発されたTIのデジタル電源ライブラリの使い方をはじめとした、複数セグメント化されたトレーニング・コースがキットを補完として用意。このトレーニング内容はPiccoloマイコンの高度なCLA機能にも利用できることから、各種のデジタル電源アプリケーションにおいて、低コストのマイコン・プラットフォームの処理能力を倍増する手法を学習可能


＜価格および供給について＞
　今回発表された２種類の新型デジタル電源開発キットは、TIの販売特約店から供給中です。インターリーブ型　PFC　キット（http://www.tij.co.jp/c2x-dp-kits-pr-tf-jp）は単価（参考価格）２９９ドルで、またデジタル電源演習　キット（http://www.tij.co.jp/c2x-dp-kits-pr-tf1-jp）は同３９９ドルで供給されます。詳細に関しては、http://www.tij.co.jp/c2x-dp-kits-pr-lp2-jpから参照できます。

　TIのデジタル電源向けソリューションの詳細は、以下のリンクからも参照できます。
　・TIのデジタル電源向けソリューション
　　http://www.tij.co.jp/c2x-dp-kits-pr-lp3-jp
　・TIの『C２０００』マイコン製品
　　http://www.tij.co.jp/c2x-dp-kits-pr-lp-jp
　・TIのアナログ・ソリューション
　　http://www.tij.co.jp/c2x-dp-kits-pr-lp1-jp

　TIのマイコンおよびソフトウェアの幅広いポートフォリオ
　TIでは、汎用、超低消費電力MSP４３０（TM）マイコンから、Stellaris(R)　ARM　Cortex−M　汎用マイコン、C２０００ハイスピード・マイコン、さらにHercules（TM）　ARM　セーフティ・マイコンまで、豊富かつ幅広いマイコン・ソリューションを展開しています。またこれらの製品の開発を支援するTIの統合的なソフトウェア、ハードウェア開発ツール群、強力なパートナー製品、および技術サポートが、お客様の製品の開発期間を短縮します。

　※StellarisはTexas　Instruments　Incorporatedの登録商標です。C２０００およびPiccoloはTexas　Instruments　Incorporatedの商標です。その他すべての商標および登録商標はそれぞれの所有者に帰属します。



【テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて】
　テキサス・インスツルメンツは（本社：米国テキサス州ダラス、会長、社長兼CEO：リッチ・テンプルトン、略称：TI）は、未来のイノベーションを生み出すアナログICおよび組込みプロセッサを主に開発設計・製造するグローバルな半導体企業です。未来を変革する１０万社にのぼるお客様を支援しています。当社の情報はホームページ（http://www.tij.co.jp）をご参照ください。

　日本テキサス・インスツルメンツ（本社：東京都新宿区、社長：和田健治、略称：日本TI）は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における外資系半導体サプライヤです。当社に関する詳細はホームページ（http://www.tij.co.jp）をご参照ください。


【お問い合わせ先】
　日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
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　URL：http://www.tij.co.jp/pic



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