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マクラーレン、「マクラーレン P1」のパフォーマンス・データを発表

2013-03-09

マクラーレン P1(TM)」
パフォーマンス・データを発表


 ・F1グランプリ・マシンのテクノロジーに由来するインスタント・パワー・アシスト・システム(IPAS)が驚異的な加速性能を実現。0−300km/h加速は17秒未満で、伝説の「マクラーレン F1」よりも35%短縮
 ・最高速度はリミッターの作動により350km/hに制限
 ・生産台数は希少性の高い限定375台
 ・オンロードおよびサーキット走行が可能な装備を標準で搭載。車両本体価格は866,000ポンド(英国本国販売価格)
 ・プロダクション・モデルはオリジナルのデザイン・スタディからほとんど変更なし

 ※製品画像は、添付の関連資料を参照

 2013年2月26日、英国発 名門F1チーム、マクラーレンのグループ企業であるスポーツカーメーカー、マクラーレン・オートモーティブ(本社:英国サリー州、マクラーレン・グループ エグゼクティブ・チェアマン:ロン・デニス)は、「マクラーレン P1(TM)」のパフォーマンス・データを発表しました。

 F1グランプリ・マシンのテクノロジーに由来するインスタント・パワー・アシスト・システム(IPAS)により、「マクラーレン P1(TM)」は、0−100km/h加速は3秒未満、0−200km/h加速は7秒未満という驚異的なパフォーマンスを実現します。そして0−300km/h加速は17秒未満で、これは伝説のロード・ゴーイング・カー「マクラーレン F1」と比べて5秒も速い数値です。最高速度はリミッターの作動により、350km/hに制限されています。

 マクラーレンはこれまでの数カ月間、「マクラーレン P1(TM)」のスタイリングに関して、顧客の意見に基づき様々な検討をしてきました。その結果、2012年9月にパリ・モーターショーで展示したスタディ・モデルからデザインを変えないという方針が決定され、ごく僅かな変更を加えるだけで生産へと移行する異例の手法を選択しました。変更箇所は、冷却性能の向上とダウンフォースの最適化を図ることを目的にフロント・バンパー下部にLTRダクトを追加したという1点のみです。

 マクラーレンは、「マクラーレン P1(TM)」の希少性を維持するために、潜在的な顧客数とのバランスを綿密に計算し、375台の限定生産としました。

 「マクラーレン P1(TM)」はオーナーが日常的に使用できるパフォーマンス・カーとして開発しており、オンロードおよびサーキットでの走行が可能な装備を標準で搭載しています。さらに、特別なお客様からの特別なオーダーに応えるマクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)では、ビスポークな「マクラーレン P1(TM)」に仕上げるオプションも用意しています。

 「マクラーレン P1(TM)」のミッドシップ V8 3.8Lツインターボ・ガソリン・エンジンには、ターボチャージャーと高効率なモーターが組み合わされ、圧倒的なスロットル・レスポンスと、日常的な運転のしやすさ、そして並外れた最高速度を発揮します。最高出力は916PS(903bhp)、最大トルクは900Nmと圧倒的なパフォーマンスを実現しており、全回転域においてNA(自然吸気)エンジンのような俊敏なスロットル・レスポンスが得られます。排出ガス量は200g/km以下(複合サイクル)で、フル電動走行をするEモードにおいてはゼロとなります。またF1グランプリ・マシンのテクノロジーに由来する、ドラッグ・リダクション・システム(DRS)およびインスタント・パワー・アシスト・システム(IPAS)により、直線スピードの向上と驚異的な加速性能を達成しています。

 タイヤは「マクラーレン P1(TM)」専用に開発されたPゼロ・コルサで、マクラーレンの技術パートナーであるピレリが担当しました。ピレリの開発チームは「マクラーレン P1(TM)」の開発プログラム全般に関わっています。開発スケジュールには、パフォーマンスの重要な要素としてタイヤ・テストが組み込まれ、タイヤの最終的なコンパウンドと構造は、車両全体のパフォーマンスやハンドリング特性に合せて、綿密に開発、最適化されています。

 エンジンとモーターから発生されるパワーをコントロールするため、「マクラーレン P1(TM)」はGT3マシンやレーシング・カーにより近いブレーキング・パフォーマンスが得られるように設計されています。マクラーレンのF1パートナーである曙ブレーキ工業が開発した新型カーボン・セラミック・ディスク・ブレーキは、これまでレース・シーンでは採用されていたものですが、ロード・ゴーイング・カーとしては初めての搭載となります。従来のカーボンセラミックより強く、放熱性に優れており、非常に高い制動性と冷却性能を実現しました。ブレーキシステム全体で大幅な軽量化を図るとともに、ローターの摩擦部分に特殊な表面加工をすることで美しい鏡面に仕上げています。

 「マクラーレン P1(TM)」は、モーターのみで走行するEモードを備えています。市街地走行では平均速度30mph(約48km/h)で最大20kmまで走行でき、例えば、街中でディナーを楽しんだ後ゼロ・エミッション走行で自宅に戻るということが可能になります。


マクラーレン・オートモーティブについて:
 マクラーレン・オートモーティブは、高級かつハイパフォーマンスなスポーツカーを製造する英国の自動車メーカーで、サリー州ウォーキングのマクラーレン・テクノロジー・センター(MTC)を拠点としています。

 2010年の設立後、マクラーレン・オートモーティブは画期的な「MP4−12C」、「MP4−12C Spider」を発売し、毎年新型モデルを導入するという計画を掲げています。2012年のパリ・モーターショーでは「マクラーレン P1(TM)」を発表しました。マクラーレン・ブランドは拡大を続けており、世界の主要自動車市場において、独自のグローバル・ディーラー・ネットワークを構築しています。


マクラーレン・オートモーティブの技術パートナー:
 革新的で高い評価を獲得しているスポーツカー・ラインアップの開発、エンジニアリング、製造において、マクラーレン・オートモーティブは専門的なノウハウと技術を提供する世界トップレベルの企業と提携しています。主なパートナーは、曙ブレーキ工業株式会社、アクゾノーベル、エクソンモービル、ピレリなどです。


サーキット用に設計しオンロード用に開発:
 マクラーレンにおけるF1とロードカーの融合は、経験、知識、原理、工程が活用されています。F1レースの専門技術と知識における50年の歴史の集大成と、画期的なスポーツカーの製造における20年の経験を通じて、マクラーレン・オートモーティブは先進技術を盛り込み、画期的で、妥協のない「MP4−12C」、「MP4−12C Spider」を開発、製造しています。
 マクラーレンは1981年の「マクラーレン MP4/1」、1993年の「マクラーレン F1」といったレース・マシンやロードカーにカーボン・シャシーを採用するなど、車両製造にカーボン・ファイバーを採用した先駆者であり、30年に渡る経験を有しています。これまでマクラーレンが製造した車両にはすべてカーボン・ファイバー・シャシーが使用されています。



※下記資料は、添付の関連資料「参考資料」を参照

 ・完成の最終ステージにある「マクラーレン P1(TM)」 第83回ジュネーブ国際モーターショーで公開
 ・完成の最終ステージにある「マクラーレン P1(TM)」インテリア画像を公開
 ・「マクラーレン P1(TM)」のパワートレイン概要を発表 エンジンと電気モーターの組み合わせで驚異的なトルクを瞬時に発揮

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