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日本チェーンストア協会、2012年12月の販売概況を発表
平成24年12月度・チェーンストア販売概況
★全体の概況
※会員企業数 57社/店舗数 7,895店
※総販売額 1兆2,662億円 (店舗調整前) 100.7% (店舗調整後) 98.5%
<部門別の概況>
・食料品 7,601億円 (店舗調整前) 101.0% (店舗調整後) 98.9%
・衣料品 1,391億円 (店舗調整前) 96.6% (店舗調整後) 94.3%
・住関品 2,763億円 (店舗調整前) 101.6% (店舗調整後) 98.0%
・サービス 44億円 (店舗調整前) 97.9% (店舗調整後) 99.3%
・その他 861億円 (店舗調整前) 101.9% (店舗調整後) 101.6%
平成24年12月度は、食品は相場回復による農産品の好調、鍋物商材などの動きは良かったが全体では苦戦、衣料品、住関品は先月好調の反動から後半動きが鈍くなったこともあり、販売総額の前年同月比(店舗調整後)は、10ヶ月連続で前年同月を下回った。
★商品別の動き
<食料品>
●農産品
農産品は、トマトやサラダ野菜、キャベツ、白菜、カット野菜は好調だったが、たまねぎ、じゃがいも、きのこ類が不調だった。果物は、柑橘類、りんご、バナナなどが好調だったが、いちごは不調だった。
●畜産品
畜産品は、和牛、国産牛は好調、豚肉、鶏肉に動きはあるが苦戦した。たまご、ハム・ソーセージの動きは鈍かった。
●水産品
水産品は、まぐろ類や海藻類の動きは好調だったが、さんまのほかあじ、さばなどの鮮魚は不漁もあり不調だった。数の子などの魚卵、一汐開き、ちりめんや冷凍えび、冷凍カニも不調に終わった。
●惣菜
惣菜は、温惣菜では煮物、揚げ物、中華が好調だったが、焼き物が不調。要冷惣菜では、和総菜は好調だったが、洋総菜、おせちは不調だった。米飯は好調だったが寿司は不調だった。
●その他食品
グラタンなどの冷凍食品や乳製品が好調だったほか米が好調だったが、パン類、練製品、中華麺、和菓子類、牛乳などの飲料は不調だった。
<衣料品>
●紳士衣料
紳士衣料は、カッターシャツ、イージーパンツ、セーターなどの動きは良かったものの、スーツ、スラックス、コート、ジャケット、長袖トレーナーは不調だった。
●婦人衣料
婦人衣料は、ダウンジャケット、フォーマル、カットソー、パンツ、ジーンズは好調だったが、ニット、アウタースーツは不調だった。
●その他衣料・洋品
その他衣料・洋品は、婦人・紳士の季節ソックスや毛混肌着は好調だった。ホームウエアーは、婦人、紳士、子供ともに不調。帽子・手袋、ストール、婦人ブーツが好調だった。
<住関品>
●日用雑貨品
日用雑貨品は、コンロ・ボンベや弁当箱・ランチジャー、玩具では、テレビゲームは好調だった。文具類や鍋などの調理器、ペーパー類の動きが鈍かった。
●医薬・化粧品
医療・化粧品は、マスク、カイロは好調だった。ヘルスケア商品は好調だったものの医薬品、健康食品はともに不調。カウンセリング化粧品、ヘアケア、ヘアメイク、ボディケアも好調だったが、フェイスケア、メンズは不調。柔軟剤等液体洗濯洗剤は、引き続き好調だった。
●家具・インテリア
家具・インテリアは、羽毛布団などの寝具、寝装具が好調。ダイニングセット、ソファ、学習机が好調だったが、こたつ布団、洋ダンス、カーテンは不調だった。
●家電製品
家電製品は、シーリングライト、掃除機、携帯電話は好調だが、冷蔵庫、液晶テレビ、ブルーレイレコーダー、デジタルカメラ、プリンター、暖房関連器具は不調だった。
●その他商品
その他商品は、スポーツ用品はスキー用品は好調だが、他は苦戦。自転車は小径車は好調だったが、アシスト自転車の動きは鈍かった。
<サービス・その他>
・旅行関連やチケット販売などサービス関連の売上高の総販売額に占める割合は0.3%であった。
・食堂・喫茶部門売上を除く商品供給高などいずれの売上にも属さないその他売上の総販売額に占める割合は6.8%であった。
*「チェーンストア販売統計(月報)平成24年12月度速報」は添付の関連資料を参照
※『チェーンストア販売統計』は、日本チェーンストア協会ホームページでご覧いただけます※
ホームページアドレス;http://www.jcsa.gr.jp