サントリー食品インターナショナル、２０１３年―２０１５年中期計画を策定

サントリー食品インターナショナル株式会社
２０１３年―２０１５年中期計画


　サントリー食品インターナショナル（株）は、自立自走のグローバル企業としての成長を目指し、現在掲げている２０２０年の売上高目標２兆円の達成に向けて、２０１３年―２０１５年中期計画を新たに策定しました。なお、２０１２年の売上高は１兆円弱を見込んでおり、うち海外の構成比は約３割を占めています。


■２０１３年―２０１５年中期計画

　＜数値目標（既存事業）＞　※いずれも２０１２年比
　　売上高　平均年率１桁台後半の成長（５％以上）
　　EBITDA　平均年率１桁台後半以上の成長

　＜事業方針＞
　　（１）国内事業における「重点ブランドの強化」「新規需要の創造」
　　（２）国際事業における「ナチュラル＆ヘルシー」をキーワードにした戦略展開
　　（３）M＆Aの積極的な推進による新規事業の展開

　※EBITDAは営業利益に、減価償却費及びのれん償却費を加えた数値です。


　２０１５年までの３ヵ年は、グローバル成長の基盤となる、既存の国内・国際事業両輪でのさらなる成長と収益構造の革新に取り組むとともに、M＆Aを積極的に推進し、新規事業を展開していく方針です。


（１）国内事業

　国内の清涼飲料総市場は不安定な景気動向や競合激化、さらにお客様の嗜好の多様化などが進み、今後ますます激しい変化が予測されます。こうした中、国内事業は、「重点ブランドの強化」と「新規需要の創造」を掲げ成長を目指します。

　●重点ブランドの強化
　　各カテゴリーで市場を牽引するブランドを育成・強化していきます。缶コーヒー市場では「BOSS」、水市場では「サントリー天然水」、茶飲料市場では「伊右衛門」「サントリーウーロン茶」、コーラ市場では「ペプシネックス」「ペプシ　スペシャル」、炭酸市場では「C．C．レモン」「オランジーナ」、機能性飲料市場では「グリーン　ダカラ」といったブランドを強化します。

　●新規需要の創造
　　お客様のニーズの変化をいち早く捉えた新商品開発に取り組むとともに、サントリーならではの高い技術力によりオンリーワンの価値をもった商品を開発し、新たな需要創造を目指します。


（２）国際事業

　国際事業は、Orangina　Schweppes（オランジーナ　シュウェップス）　Groupを中心にした“欧州”、Frucor（フルコア）　Groupを中心にした“オセアニア”、サントリー食品アジア社やその傘下のCerebos（セレボス）　Pacific　Limited、PT　SUNTORY　GARUDA（ガルーダ）　BEVERAGE等による“東南アジア”を中心に事業を展開していきます。「ナチュラル＆ヘルシー」をキーワードに、グループ各社のコアブランドや事業基盤のさらなる強化を図ります。また、「オランジーナ」の日本での発売のような、国や会社の枠組みを超えたブランド展開や、日本の高い飲料生産技術の水平展開といったシナジーの創出を図ることで、継続的な成長を目指します。


（３）M＆Aの積極的な推進による新規事業の展開

　積極的なM＆A戦略の推進により、既存事業における事業基盤の強化に加えて、東南アジアや中東、アフリカ、ラテンアメリカなどの新興市場における事業展開を加速させ、広くビジネスチャンスを求めていきます。こうした新規事業の展開により、中期計画の数値目標（既存事業）を上回る成長を実現することを目指します。


　なお、サントリー食品インターナショナル（株）は、自立自走のグローバル企業としての成長を目指し、２０１３年１月１日付で組織・経営体制を整えるとともに（ニュースリリースNo．１１６３８参照）（http://www.suntory.co.jp/news/2012/11638.html）、東京証券取引所への株式上場を目指していく方針です。


【別紙】サントリー食品インターナショナル（株）についてはこちら

　※添付の関連資料を参照


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以上