日本TI、独立した１．８V　I／O電源搭載のマイコン・ファミリーを発表

日本TI、独立した１．８V　I／O電源を搭載し
設計の簡素化およびアプリケーションの消費電力を削減する
『MSP４３０　F５２xx』マイコンを発表

『MSP４３０F５２１x／５２２x』がPCタブレット、スマートフォンの
センサ・ハブ機能、キーボード制御およびヘルスケア／フィットネスなどに
スマートで簡素化されたソリューションを提供



　日本テキサス・インスツルメンツは、独立した１．８V　I／O電源を持ち、アプリケーションの消費電力を削減する、『MSP４３０(TM)F５２１x／F５２２x』マイコン・ファミリーを発表しました。これらのマイコン製品は、１．８V〜３．６Vのメイン電源および、１．８V±１０％のI／O電源の両方をサポートすることから、メイン・プロセッサとの接続にレベル・シフタが不要で、コストの削減および柔軟性の向上など、システム全体でのメリットを提供します。このデュアル電圧レール機能を備えた『F５２１x／F５２２x』マイコン製品は、TIのOMAP(TM)プロセッサおよびSitara(TM)の各プラットフォームをはじめとした、より高い性能のアプリケーション・プロセッサ向けの、コプロセッサとして動作させることに適しています。例えば、複数のセンサ処理を行うセンサ・ハブ、キーボード制御、電池／電力管理、静電容量方式タッチパッド、ハプティクスおよび近接検出をはじめとした各機能を実現する場合、１つのアプリケーション・プロセッサによる実装と比較して、『MSP４３０F５２１x／F５２２x』マイコン製品を使うことで、より低い消費電力で実現すると同時にメイン・プロセッサの処理負荷を軽減できます。『F５２１x／F５２２x』マイコン製品は、３．５μsと高速のウェイクアップタイムと、最小で１．４μAのスタンバイ・モード時消費電流性能を持つことから、製品の電池動作時間を大幅に延長します。

　また、TIでは『F５２１x／F５２２x』マイコンをハブとして加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサとともに動作する９軸センサ・フュージョン・ソリューションも提供することから、開発各社は、より広い選択肢を提供するとともに、これらのデバイスの応用範囲を、モバイル・コンピューティングおよび、ヘルスケア／フィットネスなどの電池アプリケーションまで拡張します。さらに、『F５２１x／F５２２x』マイコン製品は、最新のWindows(R)８のヒューマン・インターフェイス・デバイス（HID）を、I２Cプロトコル経由でサポートします。このプロトコルを使うことで、タブレット、ウルトラブック、その他のWindows８搭載製品のセンサ・ハブおよびキーボード制御をはじめとしたアプリケーションにおいて、USB経由のHIDと比較して、大幅な消費電力の削減を実現します。

　「MSP４３０(TM)F５２１x／F５２２x」http://www.tij.co.jp/f522x-pr-lp-jp
　「OMAP(TM)」http://www.tij.co.jp/f522x-omap-pr-lp-jp
　「Sitara(TM)」http://www.tij.co.jp/f522x-sitara-pr-lp-jp


　※以下、製品概要などリリース詳細は添付の関連資料を参照


■テキサス・インスツルメンツおよび日本テキサス・インスツルメンツについて

　テキサス・インスツルメンツ（本社：米国テキサス州ダラス、会長、社長兼CEO：リッチ・テンプルトン、略称：TI）は、世界を「もっと便利に、安全に、環境にやさしく、健やかに、そしてもっと楽しく」する可能性を広げるため、半導体の技術革新を通じて９万社にのぼるお客様を支援しています。当社は「より良い未来を築く」という責務を果たすことを念頭に、半導体製品の製造から当社従業員への対応、地域貢献にいたるまでの全ての活動にあたっています。
当社の情報はホームページ（http://www.tij.co.jp）をご参照ください。

　日本テキサス・インスツルメンツ（本社：東京都新宿区、社長：和田健治、略称：日本TI）は、テキサス・インスツルメンツの子会社で日本市場における外資系半導体サプライヤです。当社に関する詳細はホームページ（http://www.tij.co.jp）をご参照ください。


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　日本テキサス・インスツルメンツ株式会社
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