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オリックス、韓国のエネルギー事業会社「STX Energy」に資本参加

2012-12-12

韓国の有力エネルギー事業会社STX Energyへ資本参加


 オリックス株式会社(本社:東京都港区、社長:井上 亮)は、このたび、韓国の大手企業STX グループでエネルギー事業を手掛けるSTX Energy Co., Ltd.(本社:韓国・ソウル特別市)に資本参加しますのでお知らせします。
 オリックスは、STX グループおよびその他少数株主が保有するSTX Energyの普通株式を譲り受け、さらにSTX Energyが新たに発行する優先株式を引き受けることで、最大49.9%の持分を取得します。

 STX Energyは、コジェネ電熱併給)事業、卸電力(IPP)事業、油類事業などを手掛けるエネルギー事業会社です。主力事業であるコジェネ事業では、現在、韓国国内2ヵ所の産業団地内で大型コジェネ発電所を運営しており、安定的に収益を計上しています。
 また、IPP事業では、韓国電力公社(KEPCO)の発電子会社である韓国東西発電株式会社との共同出資により、韓国で初めての民間企業による石炭焚きIPP事業として、韓国江原道にて高効率で環境負荷の少ない超々臨界圧石炭火力発電所の開発を進めています。発電規模は1,190MW(119万kW)の予定で、2016年の商業運転開始を目指しており、IPP事業を新たな収益の柱としていく計画です。
 オリックスは、本資本参加とともに役員を選任・派遣し、共同経営体制を構築してSTXEnergyの経営全般に参画します。これにより、既存事業のさらなる向上を図るとともに、建設中の超々臨界圧石炭火力発電所の安定稼動に向け共同で事業を推進していきます。

 韓国では、産業用を中心に電力需要が政府予想を上回って拡大しており、現在の供給予備率は安定目安の10%未満と慢性的な電力不足に陥っています。韓国の総発電量に占めるIPP事業の割合は現在約1割ですが、今後も継続的な電力需要の伸びが見込まれていることから、高効率な超々臨界圧石炭火力発電を活用したIPP事業の需要が高まると期待されています。オリックスは、STX Energyの共同経営を通じて、韓国の電力市場での事業拡大を図り、電力の安定供給に寄与することを目指します。

 オリックスは、今後も国内外で環境・エネルギー事業を推進するとともに、大きな成長が期待できるアジア市場において、成長分野への投資を積極的に拡大してまいります。


以 上


■「STX Energy」概要
 会社名:STX Energy Co., Ltd.
 本社所在地:STX Namsan Tower, 98 Huam−ro, Jung−gu, Seoul
 代表者:Lee Byung−Ho
 設立日:1990年8月
 ホームページ:http://www.stxenergy.co.kr/english/
 事業内容:[1]大型コジェネ事業
         電熱併給発電所の運営
        [2]卸電力(IPP)事業
         大型石炭火力発電所の開発・運営
        [3]油類流通事業
         石油の仕入れ・販売、ガソリンスタンドの運営、商船用重油の保管
        [4]再生可能エネルギー事業
         太陽光発電太陽光発電関連の各種部品の生産・販売、風力発電
        [5]資源開発事業
         鉱区の開発および生産

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