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STマイクロ、ブルーレイ機器の設計を簡略化する電源用ICを発表
STマイクロエレクトロニクス、
ブルーレイ機器の設計を簡略化する電源用ICを発表
3種類の電源電圧を1チップで供給する電源用ICが、
設計の簡略化、部品点数の低減、実装面積の縮小を可能にし、
小型・低価格の家庭用および携帯型HD製品を実現
※製品画像と英文リリースは関連資料を参照
コンスーマ機器用ICの世界的メーカーであるSTマイクロエレクトロニクス(NYSE:STM、以下ST)は、小型・低価格のブルーレイ機器を実現する新しいICを発表しました。高解像度(HD)の映画、ゲーム、その他エンターテインメント・コンテンツに関する需要増大に伴い、ブルーレイ機器の低価格化が求められています。STは同製品により、これらの市場要求に対応しようとする機器メーカーをサポートします。
新しいSTODD01は、HDのリード / ライト機能をサポートする青色レーザー用高電圧ドライバを含め、プレーヤの回路動作に必要なすべての電圧を生成できる電源用ICです。同製品には、低電圧デジタル回路、アナログ回路、およびレーザー・ドライバを駆動する3種類の電源が集積されています。同製品の使用により、プリント回路基板の複数の個別電源が不要となるため、部品コストの低減、設計の簡略化、製品化期間および組立時間の短縮が可能になります。また、基板サイズの縮小も可能なため、次世代小型セット・トップ・ボックス、ゲーム機用コンソール、PC用ドライブ、携帯型HD機器を実現できます。
STODD01は、各電源チャネルに高効率のスイッチング型コンバータを使用し、電力損失および発熱を最小限に抑えています。また、同製品はトゥルー・シャットダウン・モードも備え、スタンバイ時の消費電力を最小限に抑えています。このため、ユーザ体験の向上とコストの低減により、購入者にとって魅力のあるHD製品を実現できます。HD機器の市場拡大に伴い、DVDおよびブルーレイ機器の主要メーカー1社は、優れた電源管理の重要性を認識しており、既にSTODD01を認定済みです。
<STODD01の主な特徴>
・3種類の電源チャネル:HDデジタルIC / DSP & RF増幅器 / 青色レーザー・ドライバ用
・デジタル回路用バック・コンバータ(0.8A)
・プログラマブル・レーザー・ドライバ出力電圧により、バッテリ駆動機器で使用可能
・リセット制御
・パッケージ:QFN16L(4 x 4mm)
現在、STODD01は、主要顧客向けにサンプル出荷中です。また、QFN16Lパッケージ(4 x 4mm)での量産は可能で、1,000個購入時の単価は約0.80ドルです。その他数量での購入価格は、お問い合わせ下さい。
<STマイクロエレクトロニクスについて>
STマイクロエレクトロニクスは、多種多様な電子機器向けに革新的な半導体ソリューションを提供する世界的な総合半導体メーカーです。STは、高度な技術力と設計ノウハウ、そして幅広いIP(Intellectual Property)ポートフォリオ、戦略的パートナーシップ、大規模な製造力を駆使することにより、マルチメディア・コンバージェンスとパワー・アプリケーションにおいて他社の追随を許さないリーダーとなることを目指しています。2009年の売上は85.1億ドルでした。さらに詳しい情報はSTのホームページをご覧ください。
ST日本法人: http://www.st-japan.co.jp
STグループ(英語): http://www.st.com
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