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TDK、高S/N比を備えた高音質のMEMSマイクロフォンを発売
音響部品
高S/N比を備えた高音質のMEMSマイクロフォン
TDK株式会社(社長:上釜 健宏)は、EPCOS製C914 MEMSマイクロフォンの新製品を発売します。特に、20Hzから20kHzにわたる周波数帯域において、65dB(A)の高S/N比(SNR)を実現します。したがって、とりわけ要求水準の高いスマートフォンのオーディオ・アプリケーションに最適な製品です。また、この高S/N比により、ビデオ録画やハンズフリー通話など信号源がマイクロフォンから遠い状況下で、音質が大幅に改善されています。
C914 MEMSマイクロフォンの革新的な設計により、128dBの音量時でも、わずか1%の歪みにおさえることができます。それに対して、汎用品で行われているマイクロフォンのS/N比の改善では、概して高音圧で非線形歪みを激しく増大させるという結果をもたらしています。
さらに、優れた性能特性により、このマイクロフォンのフットプリントはわずか3.35x2.5mmで、低背化(1mm)を実現しており、1.64〜3.6V DCの供給電圧における消費電流は、わずか400μAとなっています。また、本製品はRoHS指令に適合しており、出力インピーダンスは200Ωとなっています。
<主な用途>
・スマートフォンおよび家庭用電子機器
<主な特長と利点>
・65dB(A)のS/N比
・128dBの音量時でも歪みが少ない
・小型のフットプリント(3.35x2.5mm)および低背化(1mm)
※製品画像は添付の関連資料を参照
【TDK株式会社について】
TDK株式会社(本社:東京)は、各種エレクトロニクス機器において幅広く使われている電子材料の「フェライト」を事業化する目的で1935年に設立されました。
主な製品としては、各種受動部品(製品ブランドとしてはTDK、EPCOS)をはじめ、電源、HDDヘッドやマグネットなどの磁気応用製品、そしてエナジーデバイスやフラッシュメモリ応用デバイス等があります。アジア、ヨーロッパ、北米、南米に設計、製造、販売のネットワークを有し、現在、情報通信機器、コンシューマー製品、自動車、産業電子機器の分野において、電子部品のリーディングカンパニーを目指しビジネスを展開しています。
2012年3月期の売上は約8,100億円で、従業員総数は全世界で約79,000人です。