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東京エレクトロンデバイス、Virtex−7 FPGA搭載のASIC開発評価プラットフォームを販売

2012-11-09

<インレビアム関連>
Virtex−7 FPGA搭載 ASIC開発評価プラットフォーム
「TB−7V−2000T−LSI」の販売を開始
〜大規模SoCのエミュレーションやプロトタイピングの作業効率を飛躍的に改善〜


 東京エレクトロン デバイス株式会社(本社:横浜市神奈川区、代表取締役社長:栗木 康幸、以下TED)は、ザイリンクス社Virtex(R)−7 FPGAを搭載したASIC開発評価プラットフォーム「TB−7V− 2000T−LSI」の販売を、11月6日より開始しました。


 TEDの inreviumブランドとして提供するTB−7V−2000T−LSIは、大規模SoC開発に向けた世界最大規模、高速内部ロジック、広帯域インタフェース等の性能を備えたVirtex−7 2000T FPGAを搭載しており、従来は複数チップが必要であった大規模SoCのエミュレーションやプロトタイピングを単一FPGAで実現しています。これにより、複数チップに分割してエミュレーションを行う際に問題となっていた動作速度の向上や、デザインを分割してインプリメンテーションする際に要していた作業時間の短縮が可能となり、開発効率の改善が見込めます。

 また、高速メモリ(DDR3 SDRAM 1600Mbps)を搭載し、USB2.0/3.0、DVI入出力、PCI Express等の高速インタフェースを標準装備しているため、次世代画像処理用SoC、映像・音響マルチメディア用SoC、高速通信制御用SoC等の様々なASIC開発に最適な評価プラットフォームです。


 本製品は、5個の高速I/Oコネクタや拡張用FPGAとしてKintex(TM)−7 325T FPGAを搭載しているためインタフェース用のドータカードや制御ロジックを追加することが可能で、より柔軟かつ拡張性に優れたプロトタイピング環境を構築することができます。本製品に付属するUSBインタフェースやPCI Expressインタフェースのリファレンスデザインを併せて使用すれば、SoCのロジックに対して外部から高速で制御するエミュレーションが可能となり、従来よりも高い動作周波数での実動作評価を行うこともできます。


 現在開発中のZynq(TM)−7000 All Programmable SoC搭載エクステンション・マイクロ・コントローラーカードを本製品に接続することにより、ARMRプロセッサを組み込むSoCのトータルエミュレーションや、ソフトウェアを含めた最終製品のデバッグ環境を構築することが可能となり、ハードウェアおよびソフトウェア開発工数の大幅な削減や設計完成度の向上を図ることができます。


 なお、2012年11月14日より開催される、Embedded Technology 2012(ET2012)および2012年国際放送機器展(Inter BEE 2012)において、本製品を展示します。



【TB−7V− 2000T−LSIの特長】
・ASICエミュレーション環境による開発期間の短縮
・高速インタフェースの標準装備や高速I/Oコネクタ・拡張用FPGAの搭載により、柔軟かつ拡張性に優れたASIC開発環境を実現
・付属リファレンスデザインにより、高い動作周波数での実動作評価環境を提供



【TB−7V− 2000T−LSI製品写真】

 *添付の関連資料を参照


【TB−7V− 2000T−LSIの主な仕様】
 http://ppg.teldevice.co.jp/m_board/inrevium/b_v7.htm#tb-7v-2000t-lsi

●搭載FPGA:XC7V2000T−2FLG1925、XC7K325T−2FFG900
コンフィギュレーション
 ・MicroSDカードまたはNANDフラッシュからのコンフィギュレーションに対応(Virtex−7 FPGAのみ)
 ・QSPI (Kintex−7 FPGAのみ)
●搭載メモリ:
 ・DDR3 SDRAM(1600Mbps) 2Gbit x 8
●インタフェース
 ・DVI (Tx、Rx)UXGA対応 ・USB2.0/3.0(Device) Type−B
 ・PCI Express Gen2 8レーン
 ・MMCXクロック インプット/アウトプット
 ・GPIOピンヘッダ
●オプションカード用コネクタ
 ・高速I/Oコネクタ(120ピン)x 5
 ・FMC HPC(TB−FMCH−VBY1限定)
 ・RS−232C(D−sub9ピン)
●DIPスイッチ、Pushスイッチ、LED
●電源
リファレンスデザイン
 ・DDR3 SDRAMインタフェース、DVI、USB2.0/3.0等のリファレンスデザイン

※FMCコネクタは全てのHPC/LPCピンがFPGAに接続されているわけではありません


【ブロック図】

 *添付の関連資料を参照


【出荷開始時期】
 本日よりオーダー受付開始
 2012年12月下旬より順次出荷予定


【イベント出展のご案内】
 【Embedded Technology 2012/組込み総合技術展 (ET2012)】
 会期:2012年 11月14日(水)、15日(木)、16日(金) 3日間
 場所:パシフィコ横浜
 主催:社団法人 組込みシステム技術協会(JASA)
 出展:ザイリンクス株式会社と共同出展 (小間番号:F−30)
 http://www.jasa.or.jp/et/ET2012/index.html


【2012年国際放送機器展/International Broadcast Equipment Exhibition 2012 (Inter BEE 2012)】
 会期:2012年 11月14日(水)、15日(木)、16日(金) 3日間
 場所:幕張メッセ
 主催:一般社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)
 出展:ザイリンクス株式会社と共同出展(ホール8/小間番号:8101)
 http://www.inter-bee.com/ja/


※このニュース リリースに記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。


東京エレクトロン デバイス株式会社について】
 東京エレクトロンデバイスは、半導体製品やビジネスソリューション等を提供する「商社ビジネス」と、お客様の設計受託や自社ブランド商品の開発を行う「開発ビジネス」を有する技術商社です。
 URL:http://www.teldevice.co.jp/


【inrevium(インレビアム)について】
 東京エレクトロンデバイスは、1985年に開設した設計開発センターの豊富な設計開発経験を活かして、お客様の要求に基づくデザインサービス(設計受託業務)と、市場のニーズを先取りした自社開発商品を、”inrevium(インレビアム)”ブランドで提供する開発ビジネスに注力しています。現在60種類を超える商品が提供されており、今後も高付加価値の開発ビジネスに取り組んでいく予定です。
 inrevium専用サイトURL:http://www.inrevium.jp/


【本製品に関するお客様からのお問合せ先】
 東京エレクトロン デバイス株式会社 PLD事業部 PLD部
 Tel:045−443−4359、Fax:045−443−4058
 お問い合わせフォーム:http://ppg.teldevice.co.jp/request/index.htm

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