住友金属鉱山、ソロモンニッケル鉱区国際入札における全鉱区落札が決定

ソロモンニッケル鉱区国際入札における探鉱権落札について



　住友金属鉱山株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長　家守伸正）は、ソロモン諸島国のイサベル・ニッケル鉱区の国際入札に応札していたところ、１２月４日に当社子会社への全鉱区落札が決定しました。
　本国際入札は、本年７月２３日、ソロモン諸島国政府がサンタイサベル島サンジョージ鉱区、タカタ鉱区およびジェジェボ鉱区の３鉱区の探鉱権を対象として公示したもので、当社は現地探鉱子会社であるＳＭＭソロモン社を通じて応札していました。
　当該３鉱区は１９５０〜１９６０年代にインコ社（当時）が精力的にニッケル探鉱を行った地域であり、当時技術的に対応が難しかった低品位鉱を含めると相当量のニッケル資源の賦存が期待されます。
　当社は２００５年にチョイスル島で探鉱権を取得し探鉱を開始、引き続き２００７年にはサンタイサベル島で探鉱に着手し、これまで鋭意ニッケル探鉱を推進してきました。なお、本年３月から、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構（ＪＯＧＭＥＣ、理事長：河野博文）が資本参加するなどＪＯＧＭＥＣの支援を得たプロジェクトとなっております。
　本入札鉱区の獲得により、隣接する既存鉱区と併せて一体的な開発が可能となり、当社のソロモンでのニッケル資源開発を大きく前進させることが期待できます。今後、本鉱区の土地所有者との立入契約を締結し、企業化調査の実施に向けて集中的に探鉱を行うとともに環境・社会基礎調査を行っていくこととします。
　当社は中期経営計画の中で、長期ビジョンとしてニッケル１５万トン／年体制を目指しており、本プロジェクトの稼動を念頭に置いた戦略を展開しているところです。本鉱区の落札は、その実現のための一歩にしたいと考えております。



（ご参考）
　※添付の関連資料を参照