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サカタのタネ、絵袋「実咲」シリーズからミニトマト「キャロルパッション」など2品を発売
〔新商品〕
絵袋『実咲(みさき)(R)』シリーズのラインアップがさらに充実
ミニトマト『キャロルパッション』、小ネギ『緑秀』の絵袋種子を発売
ミニヒマワリ、サルビア、アリッサムを含む合計5点を新たに投入
サカタのタネは、草花・野菜・ハーブ類の統一絵袋ブランド「実咲(R)」シリーズの2013年春の新商品として、ミニトマト『キャロルパッション』と小ネギ『緑秀』の絵袋種子を2012年12月上旬から販売します。『キャロルパッション』は、酸味と甘みのバランスがよく、コクとうまみがあり食味に大変優れるミニトマトです。また、生育後期まで草勢が衰えないため比較的長く収穫でき、病気にも強いため、家庭菜園でも栽培しやすい品種です。『緑秀』は、耐暑性、耐寒性に優れるため、時期を選ばず栽培できる小ネギです。使う分だけ刈り取れば収穫が長くでき、コンテナなど狭いスペースでも栽培できます。税込み希望小売価格は、ミニトマト『キャロルパッション』が1袋13粒入り420円、小ネギ『緑秀』が1袋15ml入り262円です。
このほか、ミニヒマワリ、サルビア、アリッサムの3点も同時発売します。これらの商品は、当社通信販売、サカタのタネガーデンセンター横浜、全国の種苗店、園芸店、ホームセンターで販売します。初年度販売目標金額は、5点合計で5,500万円です。
*商品画像は添付の関連資料を参照
ミニトマト『キャロルパッション』は、食味の向上に重点をおき、約6年の歳月をかけて開発したF1品種です。同品種は、酸味と甘みのバランスがよく、コクとうまみがあり、メリハリの効いた「パッション」を感じる味に仕上がっています。果皮がやわらかいうえに果肉が厚いため、口に皮が残りにくく、食感のよいミニトマトです。球重は、ミニトマトの標準の重さと同等の約16gです。ミニトマトの食味を大きく左右する糖度の分析を行ったところ、『キャロルパッション』は従来品種(6〜7度ほど)と比較して常に高い数値(7〜8度ほど)を示しています。一般的に、ミニトマトは大玉トマトと比べて次々と果実がつく性質があります。そのまま果実をつけすぎると、株自体の勢い(草勢)が弱まってしまいますが『キャロルパッション』は、生育後期まで勢いが衰えないため比較的長く収穫できます。さらに、葉かび病(※1)、萎凋病(※2)(フザリウム:R−1)、ToMV(※3)(トマトモザイクウイルス)、斑点病(※4)に抵抗性(※5)、ネマトーダ(ネコブセンチュウ)に耐虫性、根腐萎凋病(※6)に耐病性(※5)があるため、家庭菜園でも栽培しやすい品種です。『キャロルパッション』の生産者向けの販売も今年の春に開始したばかりです。当社は、同品種を「100周年記念品種」として位置づけており、趣味園芸家、生産者の両方に対して、積極的に拡販していきます。
小ネギ『緑秀』は、耐暑性と耐寒性に優れ、一年を通して栽培できるF1品種です。小ネギ(一般的には葉ネギとも呼ばれる)は、関西以西で広く栽培される株全体が緑色のネギです。収穫までの期間が短く、株ごと収穫することもできますが、草丈30〜40cmになったら、地際から4、5cm残して必要な分だけ葉を切りながら使えば、また葉が伸びてきて繰り返し収穫することもできます。
主に関東以北で栽培され、土寄せして葉の元を白くした長ネギ(根深ネギ)とは異なり、場所をとらず、手軽に栽培できるので、コンテナ栽培などの家庭菜園にも向いています。『緑秀』は小ネギのなかでも特に生育が早く、よくそろい、葉折れや葉先枯れが少ないので栽培しやすい品種です。同品種の生産者向けの種子の販売は2001年から行っています。季節を選ばず栽培でき、株元(葉鞘基部)の膨らみが少ないため収穫作業がしやすく、荷姿がきれいで市場性が高いことなどから高い評価をいただいており、2011年度(2011年6月〜2012年5月期)の種子の売上は2006年度に比べ107%になっています。
ミニヒマワリ『ジュニア』は、草丈が40〜60cm程度のわい性品種です。分枝が旺盛で、花径約12cmの花を次々と咲かせます。花粉が出ないため花もちがよく、長い期間楽しめます。
サルビア『シズラーミックス』は、上向きで密につく、ボリュームのある花穂が魅力の品種です。
各色の草丈や開花時期がよくそろうことも特徴です。
アリッサム『イースターボネットミックス』は、小さな花が株一面を埋め尽くす草姿と、甘い香りがただよう豊富な花色が特徴の品種です。花壇の縁どりやコンテナに向きます。
当社では、2006年12月にアマチュア向け小売用絵袋種子シリーズを廃止(※7)し、「実咲(R)」シリーズの販売を始めています。新商品の追加により「実咲(R)」シリーズの商品数は、合計で950点(※8)となります。今後も同シリーズをさらに充実させ、新たな園芸ファンの開拓に努めていきます。
*以下、商品概要などリリース詳細は添付の関連資料を参照
■読者の方からの「実咲(R)」シリーズの2013年春の新商品に関するお問い合わせ先
株式会社 サカタのタネ 小売商品統括部 電話045−945−8872