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パーソナルメディア、T−Kernel搭載組み込み機器上で大容量データの取り扱いができるオプション開発
大容量メディアの取り扱いを可能にする
「exFAT for PMC T−Kernel」をパーソナルメディアが開発
組込みシステムの総合ソリューションを提供するソフトウェアメーカーのパーソナルメディア株式会社(代表取締役:松為彰、本社:東京、電話:03−5759−8305、資本金 1,000万円)は、組込み機器向けリアルタイムOS「PMC T−Kernel 2」上で大容量のexFATファイルシステムを提供する「exFAT for PMC T−Kernel」を開発し、2012年10月31日より出荷を開始いたします。
exFAT(Extended File Allocation Table)はMicrosoft社が開発したファイルシステムで、SDXC(SD eXtended Capacity)カードなど32ギガバイトを超える大容量メディアをサポートしています。最近のデジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯音楽プレーヤー、フォトフレーム、監視カメラなどでは高画質、高音質化が進んでおり、写真や動画、音楽をはじめとする大容量のデータを高速に処理する必要があります。この度パーソナルメディアの開発した「exFAT for PMC T−Kernel」により、T−Kernel搭載の組込み機器上で、このようなデータを含む大容量ファイルの取り扱いが可能となります。
「exFAT for PMC T−Kernel」は、FAT 12/16/32/VFATやBTRONファイルシステムをサポートするPMC T−Kernel Extensionのファイル管理機能のオプション機能として提供され、システムディスクドライバを介してexFAT形式の大容量メディアにアクセスします。exFATのフォーマッタもあわせて提供されますので、パソコンがなくても、T−Kernel搭載の組込み機器上でexFATのフォーマットができます。またSDXCカードでの利用をご希望の場合は、exFATと合わせてSDXCドライバを移植してご提供します。
パーソナルメディアでは、今後もPMC T−Kernelを核とした各種サービスを通じて、高機能な組込み機器や、さまざまなユビキタス機器の開発に貢献していく所存です。
<補足資料>
「exFAT for PMC T−Kernel」の特長
■32ギガバイトを超える大容量メディアをサポートするexFATファイルシステムが「PMC T−Kernel 2」上で利用可能
■対応するシステムディスクドライバと組み合わせることで、USBメモリ、HDD、SDXCカードなどの大容量メディアに対応
■PMC T−Kernel Extensionのファイル管理機能のオプション機能として提供
■exFATのフォーマッタもあわせて提供
<図>
※「exFAT for PMC T−Kernel」の構成図は添付の関連資料を参照
<パーソナルメディア株式会社について>
パーソナルメディア株式会社は、組込み機器のためのオープン開発プラットフォームであるT−Engineプロジェクトに積極的に参加し、開発から技術サポート、販売から出版まで、幅広い事業を展開しています。具体的には、「PMC T−Kernel」のポーティングやチューニング、組込み向けデバイスドライバ「PMC T−Drivers」の開発や移植、T−Kernelを搭載した極小マカロン型コンピュータ「Teamacaron」の開発や販売などを行い、その実績は多くのお客様に高くご評価いただいております。
また、T−Kernel 2.0ワーキンググループの座長としてT−Engineフォーラムの活動に協力し、T−Kernel 2.0の仕様策定を進めて参りました。その成果をいち早く実装した「T−Kernel 2/x86評価キット」や「T−Kernel 2.0リファレンスキット」などの製品も発売しています。
<参考情報、リンク集>
T−Engineフォーラム http://www.t-engine.org/
パーソナルメディアのT−Engineソリューション http://www.t-engine4u.com/
■TRON は"The Real−time Operating system Nucleus"の略称です
■TRON、T−Engine、μT−Engine、T−Monitor、T−Kernelは、コンピュータの仕様に対する名称であり、特定の商品を指すものではありません。
■その他の商品名などは各社の商標または登録商標です。