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JOGMEC、タンザニア連合共和国と探査開発を促進する覚書を締結
JOGMEC、タンザニア連合共和国と探査開発を促進する覚書を締結
JOGMEC(理事長 河野博文)は、12月6日、タンザニア連合共和国ダルエスサラームにて、同国エネルギー鉱物省地質調査所(The Geological Survey of Tanzania, Ministry of Energy and Minerals of the United Republic of Tanzania)と、同国における鉱物資源の探査・開発など資源分野でのより一層の関係強化を図る包括的な内容の覚書(MOU)に署名しました。
タンザニアは、金、ダイアモンドなどを産出するほか、ウランやニッケルなどのレアメタル、レアアースなどの鉱物資源ポテンシャルも高く、世界的に資源獲得競争が激化する中で、レアメタルの新たな供給国として期待されています。
そこで、JOGMECは、2009年10月にウィリアム・ンゲレジャエネルギー鉱物大臣来日の機会をとらえ、同大臣とJOGMEC河野理事長との会談において覚書案を提案し、その後、両国間で議論を重ねた結果、覚書の内容が合意に達したことから署名の運びとなりました。
今後、この覚書の締結を受けて、両国の関係強化の最初の具体的なプロジェクトとしてタンザニアから地質技術者をJOGMECボツワナ地質リモートセンシングセンターに招き、同国の鉱物資源ポテンシャルを評価するための共同解析及び技術移転を来年1月より開始する予定にしております。
また、JOGMECは、この覚書に基づき、同国地質調査所などの協力を得て、レアメタル資源等の権益確保へむけて民間鉱山会社とのJV探査プロジェクトの形成を加速できるものと期待しています。
なお、今回のタンザニアとの覚書の締結は、2007年11月のボツワナ共和国、南アフリカ共和国をはじめ、これまでのザンビア共和国、モザンビーク共和国、アンゴラ共和国、ナミビア共和国、マラウィ共和国に次いで、南部アフリカ地域では8カ国目となるもので、レアメタル等の資源確保を目的としたJOGMECによる「資源国との関係強化」が着実に進んでいることを示すものと考えています。
※参考画像と参考資料は関連資料を参照