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カルピス、乳酸菌CP1563株に体脂肪の低減作用があることを確認
乳酸菌ラクトバチルス・アミロボラスCP1563株
乳酸菌の摂取による体脂肪の低減作用を確認
第33回日本肥満学会にて発表
カルピス株式会社(本社:東京都渋谷区、社長:山田 藤男)発酵応用研究所は、当社保有の乳酸菌ラクトバチルス・アミロボラス CP1563株(以下、「CP1563株」)に、体脂肪を低減する作用があることをヒト試験で確認しました。この研究結果を2012年10月11日〜12日に開催された第33回日本肥満学会で発表しました。
【研究の背景】
「CP1563株」は脂質代謝を促進する核内受容体PPARα(*1)の活性化能が高いことから選抜された当社保有の乳酸菌です。当社はこれまでに、肥満モデルマウスに「CP1563株」の破砕菌体(*2)を摂取させると、血中脂質代謝が改善することを確認しています(日本農芸化学会2012年度大会にて3月24日発表)。
【研究成果】
ヒト試験で、乳酸菌「CP1563株」の破砕菌体摂取による体脂肪低減作用が認められました。また、体脂肪高値者において、腹部体脂肪面積の減少作用が認められました。
図1.体脂肪率の推移
図2.体脂肪高値者の12週間後体脂肪面積の変化量
※*添付の関連資料を参照
【試験方法】
HDL−コレステロールが40mg/dL以下かつBMI 28以上の成人男女40名(平均年齢47.4±11.5歳)を2グループに分け、「CP1563株」破砕菌体200mgを含むカプセルまたは含まないカプセル(プラセボ)を12週間摂取していただき、体脂肪率、腹部脂肪面積等の測定を行いました。
【主な試験結果】
「CP1563株」破砕菌体摂取群はプラセボ摂取群と比較して、体脂肪率の推移に有意(P<0.01)な差が認められました(前頁 図1参照)。
また、腹部CTスキャンによる体脂肪面積測定の結果、「CP1563株」破砕菌体摂取群はプラセボ摂取群と比較して、体脂肪面積が低下する傾向が認められました。さらに、摂取前の体脂肪の多い方は体脂肪面積が減少しやすいことが分かりました(前頁 図2参照)。
【まとめ】
「CP1563株」破砕菌体継続摂取による体脂肪低減作用が確認されました。
当社は、今後も「CP1563株」の脂質代謝に関する有効成分の研究やヒトにおけるさらなる検証を進めることで、乳酸菌を活用した健康価値の創造を進めていきます。
*下記資料は添付の関連資料「参考資料」を参照
1.当社のこれまでの「CP1563株」に関する研究
2.用語について