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大日本印刷、JR大宮駅で印刷物を活用したナビゲーションシステムの実証実験を実施
JR大宮駅で印刷物を活用したナビゲーションシステムを実証実験
施設情報やルート案内の提供により、公共の場での快適な移動をサポート
大日本印刷株式会社(本社:東京 社長:北島義俊 資本金:1,144億円 以下:DNP)は、駅や美術館などの公共空間で、パンフレットなどの印刷物を活用して、入場者に施設紹介やルート案内、イベントなど多様な情報を提供するナビゲーションシステムを開発しました。今回、東日本旅客鉄道株式会社(本社:東京 社長:冨田哲郎 資本金:2,000億円 以下:JR東日本)の協力のもと、2012年10月1日〜14日の期間、JR大宮駅構内で当システムの実証実験を行います。
【システムの特長】
当システムは、パンフレットなどに印刷されたマーカーやアイコンをカメラで読み取ることで、関連するデジタルコンテンツを表示するAR(拡張現実)の技術を活用しています。利用者はテーブル形状の専用装置の上に施設内にあるパンフレットを開いて置くだけで、印刷されていない最新情報や、現在地から施設内の目的地までのルート案内など、多様な情報を得ることができます。
【実証実験の背景】
DNPは、2007年からAR技術の研究を進めており、ARを活用したプロモーション手法や各種システムなどを開発しています。今回DNPは、JR東日本研究開発センターフロンティアサービス研究所と共同で、「駅」という公共空間において、そこで配布されているパンフレットに着目し、掲載内容に連動した多様な情報を提供するシステムを開発しました。
今回の実証実験では、JR大宮駅構内に専用装置を2台設置し、期間中のイベント情報や施設案内などを提供します。DNPとJR東日本の両社は、利用者が情報を入手する際のユーザインターフェースや情報サービスとしての有効性を評価し、実用化に向けたシステムの課題や可能性などを検証します。
【実証実験の概要】
◆期間と場所
2012年10月1日(月)〜10月14日(日)、JR大宮駅(埼玉県さいたま市)構内中央改札(南)内のエキナカ商業施設「エキュート大宮」コモレビ広場に専用装置を2台設置。
◆提供する情報
JR大宮駅構内の案内情報のほか、「エキュート大宮」が駅構内で配布している「トレインフェスタ」のキャンペーンパンフレットに掲載された以下の情報を提供します。
・ショップ案内 :「トレインフェスタ」パンフレットに掲載されている商品を販売するショップへのルート案内
・イベント情報 :「トレインフェスタ」パンフレットに掲載されているイベントの開催日時や場所の紹介
・スタンプラリー:エキュート大宮で実施するスタンプラリーの場所や景品に関する情報
※詳細こちらのURLでご覧ください。 http://www.kamishirube.jp/
【今後の展開】
今後DNPは、実証実験を通じて当システムの機能や使い勝手などの有用性を検証し、公共施設や商業施設、美術館や博物館などに向けて、実用化を目指します。
*参考画像は添付の関連資料を参照
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