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独ライカカメラ、デジタル一眼レフカメラ「ライカSシステム」初のズームレンズを発売
新製品:ライカ バリオ・エルマー S f3.5−5.6/30−90mm ASPH.
ライカSシステム初となるズームレンズ、優れた描写性能と軽量・コンパクトなボディを両立
ライカカメラ社(Leica Camera AG、本社:ドイツ・ソルムス、以下ライカ)は、ミドルフォーマットのデジタル一眼レフカメラ「ライカSシステム」初となるズームレンズ「ライカ バリオ・エルマーS f3.5−5.6/30−90mm ASPH.」を発売いたします。
「ライカ バリオ・エルマーS f3.5−5.6/30−90mm ASPH.」は、35mm判換算で24〜72mm相当の焦点距離をカバーし、光学系やメカニズムを精巧につくり上げていながらも、きわめてコンパクトなサイズを実現しています。これにより、ライカSシステムにおいても、1本のレンズで広範な撮影ニーズに対応しながら、優れた単焦点レンズと同等の性能を活用できるようになりました。また、レンズ交換の手間も省け、被写体に集中できるというメリットもあります。付属品として、撮影時に外部からの不要な光の入射を効果的に防ぐ特別設計のレンズフードも付属しています。
レンズ構成は11群14枚で、9枚の異常部分分散ガラスレンズのうち、3枚が低分散特性を持つフローライドレンズで構成されており、絞り開放から優れたコントラストと解像感が得られます。また、最後部のレンズと第2群の最前部のレンズに非球面レンズを採用しており、単色収差を最小限に抑えるとともに、近接撮影でも高い描写力を発揮します。
設計と製造においては、Sシステムを構成する他の製品と同様に、堅牢性と信頼性に配慮しており、頻繁に使用しても長年にわたって使える耐久性を備えています。ボディは完全防塵・防滴設計で、バヨネット式のマウントは丈夫な構造になっています。これにより、過酷な環境での使用にも耐えうる信頼性を確保しています。
「ライカ バリオ・エルマーS f3.5−5.6/30−90mm ASPH.」は、ライカストアおよびライカSシステム認定特約店にて、2012年11月発売予定です。
※製品画像とテクニカルデータは添付の関連資料を参照